残念な市長の不適切発言
Date:2016-09-17(Sat)

もんじゅ問題の新聞報道が飛び交うが今週、その信憑性も含め立地地域である敦賀市にとって、とりわけ市民の不安の声を多く伺うようになった。もんじゅに働く職員、作業員だけでなく、タクシーの運転手などサービス業など、日々の生活に影響を及ぼすからだ。

それも東日本大震災と福島の事故後、ボディーブローのように、毎年350人を超える人口減少が進む。最大の要因は、雇用の減少、それも若者の雇用の減少だ。

一方で、市民の暮らしは、その進行速度があまりにも遅いことに加え、重苦しい雰囲気はあるものの、生活実感は、それほど悪くなってないとの声も多い。

確かに、敦賀市の財政も悪化しているとはいえ、交付金、固定資産税及び核燃料税など財源があり、語られるほど悪くはない。どこの地方都市も人口減少、少子高齢化の進展があり、日々の暮らし、生活実感は、それほど変わらないだろう。

いずれにしても、半世紀近く敦賀市の景気、雇用などの原子力発電所はその牽引役だっただけに、その影響は、日々の暮らしに確実に影響していることは確かだ。それも生活弱者と言われる高齢者、障害者の生活に確実に影響している。議員という職業柄、医療や介護の相談が多くなっている現実があるからでもある。

議会でのもんじゅ問題での一般質問は、新聞報道のみの情報だっただけに2名に限られたが、渕上市長は、文部科学大臣への要請など市民生活を第一に考えての行動であり答弁で率直に受け止めることができ、評価したい。

その中にあって、昨日、自民党の茂木敏充政調会長は「もんじゅ」について、「廃炉を含めて一定の決断をしなければならないタイミングに来ている。」とか、「(これまでに)建設費と維持費の予算の総額累計で1兆円を超えている。運転再開にはさらに数千億円かかる」と指摘するなど、。自民党の要職にあり、元経済産業大臣であっただけに、政府に廃炉の決断を迫る発言は立地地域としてはけっして許されるものではない。

ところで、一般質問の最終日。最後の福谷議員の質問で、渕上市長が「馬鹿にされたような気がするが、お答えする。」との発言。議会の本会議の発言には最低限のマナーある。この発言撤回のみを求めたが、市長は撤回せず、9時間近い時間延長があり、午後9時近い本会議で議長の市長への警告ともいうべき異例の発言で終了した。議会と市長の政策面での議論はおおいにすべきだが不適切な言葉による対立は、市民にも分かりにくく、けっして建設的ではない。お互いの不信感だけが残る。不適切な発言は議員もすべきではないが市長ならばなおさらだ。もんじゅ問題という敦賀市にとって大きな不安材料があるだけに、議会と市長が一致協力すべき時期に、今後の議会運営で課題を残したと言える。
 
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