文部科学省として、もんじゅを進める立場で研究の成果を示していく考え
Date:2016-10-15(Sat)

How many roads must a man walk down 人はどれ位の道を歩めば
Before you call him a man? 人として認められるのか

ボブ・ディランの風に吹かれての歌い出しだ。意味もわからずに歌詞だけを英語で暗記したが、この頃の田舎の中高生のひとつの流行りというか、青かった時代、いま歌詞を読むと奥深さに驚きだ。

青いと言えば、学生時代に読んだ五木寛之さんの初期の作品は「青」がぴったりくる。自由を求めて放浪する若者を描いた名作「青年は荒野をめざす」などがそうである。

わが身と、主人公の生きざまとを重ねて、胸を躍らせながら読んだ。その五木さんの代表作「青春の門」が来年、再び動きだすという。何か尻切れトンボのようでファンだっただけに50年を経ての再開が楽しみだ。

エネルギー資源が石炭から石油に変わる頃、筑豊の炭坑を舞台に始まった物語。いま、敦賀市にあるもんじゅは石油から脱石油をめざした頃の物語でもある。

ここまで国策に協力してきたもんじゅのあり方、政府が廃炉を含めた抜本的な見直しを行う方針を示した高速増殖炉もんじゅについて、文部科学省が敦賀市の議会に対して、もんじゅに関する検討状況などについて説明。

この中で、もんじゅを所管する文部科学省の高谷浩樹研究開発戦略官は、9月開かれた原子力関係閣僚会議で、廃炉を含めた抜本的な見直しを行うことが決まったことや再来年から新規制基準の対応工事を施し、実際に稼働させると、約5400億円かかることなどを説明しました。

これに対して、私からは廃炉ありきで議論が進んでいるのではないかとか、年内に結論を出すのは拙速だといった質問に高谷戦略官は決して廃炉を決めたわけではなく、文部科学省として、もんじゅを進める立場で研究の成果を示していく考えを述べた。

報道各社の論調では、廃炉が決まったような報道が多いが、昨日の文部科学省の説明はあくまでももんじゅ存続も含めた抜本見直しを模索しているように感じた。経済産業省との温度差など取りざたされているが、県知事、市長、議会の意見書と、地元を無視してはこの問題の解決はあり得ないとの雰囲気がある。

ここは来週18日に開催される敦賀市の原子力懇談会など目がはなせない。12月まで敦賀市の最大の課題であるだけに、知事、市長の対応に期待したい。

冒頭に戻すが、記憶が正しければ、懐かしのピーター・ポール&マリーのカバーで、ヒット曲となったようで、「風に吹かれて」は、しゃがれた声で淡々と歌うボブ・ディランがシックリとくる。
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