地域の最も大事なボランティアであり、特別な地方公務員である民生委員さん
Date:2016-10-16(Sun)

先日、数年前に敦賀に移り住んだ高齢者から悩み事の相談を受けた。議員として仕事柄、市役所の関係課に相談し、身近な課題だったので、その町内の民生委員さんを紹介した。定年退職で敦賀に戻る、あるいは、奥さんのふるさと敦賀に移り住むど、団塊世代の移住も意外にある。

ここで誰にも身近な存在の民生委員さんをおさらいすると、民生委員さんとは、民生委員法に規定されている市町村の区域に配置されている民間の奉仕者である(地方公務員法に規定する「非常勤の特別職の地方公務員」(都道府県)に該当すると解されている)。また、民生委員さんは児童委員を兼ねる。この民生委員さんも3年に1度、全国一斉改選が12月1日に行われる。

もう少しお付き合い願うと、敦賀市のホームページに「高齢者や障がいをお持ちの方、子育て中の家庭、生活困窮家庭など福祉に関する心配ごとや不安などがあるときは、お住まいの地域の民生委員児童委員、主任児童委員へご相談ください。民生委員児童委員、主任児童委員には、守秘義務があり、相談した方の秘密は守られます。」とある。東北の災害現場では、自ら避難所で「民生委員」とゼッケンを着けて活躍していた民生委員さんが印象に残っている。それだけ災害時の民生委員さんの役割も大きい。

町内会ごとに適任者を人選し、福井県が国に推薦する。市内の民生委員の多くは、区長さんの推薦で決まるが、住民の高齢化や、仕事に対する負担の心配などから、引き受け手が少なくなっているのが実情だ。

地域の情勢に詳しく、福祉やボランティア活動に理解のある人材を掘り起こすためには、行政の積極的な協力が不可欠となっている。

民生委員さんの仕事も高齢者の増加により増え、多岐にわたるようになった。ただ、今後は業務を民生委員だけに任せきりにしない仕組みとして、社会福祉協議会の福祉委員がいる。福祉委員さんもボランティアだ。

市役所の委託を受けて、社協では「地域ふれあいサロン」を開催している。このサロンは、高齢者に介護予防や健康管理の情報提供、家に閉じこもりを防止など、この役割も大きい。このサロンには各区(町内)の区長、福祉委員、民生委員・児童委員などのご協力をしている。

いずれにしても、いつも思うのだが、民生委員さんの大半は60歳を超えている。若い世代が民生委員として活躍してもらうためには、働きに見合った報酬を支給するなど待遇改善も必要だろう。国はさらに、高齢者、児童、ひとり親世帯など対象ごとに委員の得意分野を担当してもらうといった柔軟な活動もできるよう制度の改正も必要に思うが、ほとんど、その内容は変わらず責任と内容が複雑多岐になり、いま最も大事な地域ボランティアとなっている。
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