もんじゅ存続に向けての新たな提案(敦賀市原子力懇談会)
Date:2016-10-19(Wed)

秋本番と思いきや蒸し暑い昨日だった。運動公園付近で一面の黄金色が目にはいる。田んぼだったらしい場所を埋めるのはセイタカアワダチソウの黄色い花があちこちに咲いている。なんとも釈然としない光景だ。

ところで、国が廃炉を含めた抜本的な見直しを決めた高速増殖炉もんじゅについて市民の代表者らによる原子力懇談会が開かれ、もんじゅを所管する文部科学省の高谷浩樹戦略官が市議会と同様の説明をした。

政府は廃炉に言及したものの、文科省としてはあくまでもんじゅの活用を訴えていくと主張。今後の議論では地元の意見を反映させたいとした。

懇談会の最後に福井大学の竹田特任教授が、原子炉を停止させた状態で実験を続け、炉内の核燃料の性質がどう変化するかといったデータを取得するもんじゅの活用も検討すべきだと述べた。竹田特任教授は、元大阪大学教授であり、高速炉研究の日本の第一人者である。

竹田特任教授はもんじゅをゼロ出力で研究し、名古屋大学など各大学からテーマをもって研究できるとのも紹介もあった。
もんじゅを発電しないで、原子炉を停止させた状態で実験を続けて、炉内の核燃料の性質がどう変化するかといったデータを取得できる。得られたデータはフランスで建設が計画されている高速炉の技術開発に協力する日本の立場を対等にするためにも必要だ、などと説明した。

竹田特任教授の説明のあと、委員からは、廃炉の報道が先行するなかで「明るい話を伺った」との意見や二人の女性の委員からも竹田教授の提案を評価する意見も出された。

竹田特任教授のもんじゅを今後とも存続させ、ゼロ出力や未臨界での研究と、委員やマスコミ関係者には難しかったよううだが、もんじゅを運転をしないでの新たな研究は、今後、福井県や文部科学省としても検討すべき重要な提案であり、今後のもんじゅのあり方も含めて関心を呼びそうだ。
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