もんじゅ問題は敦賀によって、将来を左右する課題だ。
D:2016-10-27(Thr)

ラジオから流れる。久しぶりに流れる曲だった。高校、大学を通じて口ずさんだ歌はいまも心に残る。「♪学生でにぎやかなこの店の片隅で聴いていたボブ・ディラン」もそのひとつだ。

ガロの「学生街の喫茶店」といえば、中高年世代の心に残るのではないか。高校時代の「ボブ・ディラン」の名前は、なんとなったが、この曲「学生街の喫茶店」ではっきりと心に残った世代だ。

音楽に関心はなくても、ガロの歌とともに「ボブ・ディラン」は青春の一片と言うか、ベトナム反戦運動が高まった1960年代後半、ディラン氏の曲は若者の愛唱歌となった。中でも代名詞とも言うべき名曲が「風に吹かれて」だ。

風の吹くまま気の向くまま。返事は風に聞いてくれ、といったところ。廃炉を前提とした抜本的な見直し作業が続く日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅについて、所管する文部科学省が、データ取得のための短期間の運転を条件に、2020年にも廃炉作業を開始する計画を検討している、との報道。これが本当なら文部科学省のもんじゅに関する検討は末期症状と思ってしまった。

もんじゅの具体的な廃炉開始時期に触れた文科省の計画案が判明するのは初めて。これにより従来の目標だった長期間の運転実現は完全に断念する、という内容でもある。

もんじゅは国のエネルギー政策の根幹でもあり、将来の国の技術的ポテンシャルを維持するのにも必要不可欠なものであり、敦賀市にとっても経済、景気、雇用と影響する存在で、「もういいんじゃない」という市民の声を多く聞くが、その存在の大きさは、そんな簡単なものではない。

一方、昨日の福井新聞で明らかになった、完成から40年を超え、耐震性が課題となっている敦賀市の市役所本庁舎について、熊本地震の教訓を生かし、庁舎を建て替える方向で検討することになったとしても、財源の問題がある。

庁舎の耐震化や建て替えにともなうコストを独自試算した結果など議会の説明会でも伺ったが、新たに免震構造の新庁舎に建て替えた方が安全やコスト、利便性の面ですぐれているとし、庁舎を建て替える方向で検討することになったとしても、100億円近い経費が必要でありこれも含めて、市民生活に直結する。ボブ・ディランの「風に聞いてくれ」では済まされない、それほど重要なもんじゅの存続と考えるべきと思う。
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