避難所での一泊
Date:2016-11-08(Tue)

昨日は「立冬」。冬の到来を知らせる二十四節気のひとつだが、今年は急に寒くなったとの感覚だ。秋から冬への季節の変わり目である立冬は一年で最も病気にかかりやすい時期とも聞いた。

その警告を発する暦として立冬は重要な役割を担ってきました。医療や住環境が整っていない時代にあって気候の変化を知る事は、自己の生死に関わる重大な関心事であったようだ。避難所となれば、同じ教訓が立冬だ。

この時期からの災害における避難は寒さとの闘いだ。大地震や台風・水害で一時的に避難を余儀なくされる場合や、自宅が半壊、全壊した場合は、地区の避難所で過ごすことになる。一昨日の総合防災訓練で前回より体験訓練が始まった。参加者に伺うと寒さ、プライバシー、イビキとそれぞれに大変だったようだ。

阪神淡路大震災5日後、従兄弟の支援でペットボトルの水とお金を持って神戸に駆けつけたとき、JR甲子園口から三ノ宮に着いたのは夕方、帰る足もなく公園でのテント暮らし、その後の体育館でのボランティアと経験したが、とにかく寒かったの一言だった。

次に思ったのが、いざという時に駆け込むことになる避難所とは、簡単に言えば地域の体育館や集会所などに住民が集まり、集団生活する場のこと。

自由が利かず、物資もプライバシーもない避難所生活。それも緊急時ゆえに仕方がないことではあり、そんな状況下、どのように過ごせば精神的・肉体的にやり過ごせるか。東日本から熊本と続いているが同じような難問はいまも変わっていない。

体育館や集会所は本来スポーツや集会、寄り合いをするための施設。それゆえ避難生活を長きにわたって快適に送るための設計や設備を施していない。夏は暑く冬は寒く、プライバシーもなく、ひとりあたりの占有面積もわずかなもの。

避難所の中の場所取りは先着順が多く、あとから避難してきた人や、トイレが近い高齢者は寒い廊下などで寝泊まりするケースも多い。最近はペットと避難するため外で過ごすもの。車で過ごすもの、エコノミー症候群と課題も多い。

食事は配給制と内容から長期間ともなると課題多い。断水している場合、トイレは仮設のものが設置されるが許容量をすぐに越えてしまう。衛生上の問題が発生、そして風呂と長期間ともなれば、様々だ。避難の研究も教訓も積み上げられて改善は進むが、まずは体験するとその大変さが体得できたと。ご苦労様でした。
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