バブルと失われた時
Date :2016-12-30(Fri)

月日は速い。師走が足早に過ぎていく。仕事納めが終わったが、年末年始がかき入れ時の人も多いだろう。冷え込みとともに暮れのざわめきが伝わってくる。昨日、孫の顔を見に大阪に出かけたので、なおさら感じる。ただ、家族のささやかな幸せと世相は、ちょっと違う。

ジングルベルに浮かれた後は、正月準備の年の市や商店の大売り出しの掛け声が熱気を帯びる。

今日は大納会。

日本のバブルの異常さを振り返っている。株式市場も狂乱していた。調べると、NTT株の上場がきっかけとなった。70万〜80万円が妥当な価格とされた。それが160万円の初値をつけた。2カ月後には318万円を記録した。友人も個人投資家が雪崩を打って参入したのである。そして27年前の大納会で、株価は3万8915円87銭の史上最高値をつける。説明のつかない株高になっていた。

ただ、それが天井だとは、だれも気づかなかった。バブルは突然、崩壊した。一方、この年の本町も賑やかだったが、もんじゅの建設の最終局面の平成8年の年末はもっと賑やかだったような気がする。

それほど建設工事のピークの賑わいはいまと比較にならない。

バブルのころ、地価高騰を抑制するため国が金融機関に通達した、不動産向け融資の総量規制がきっかけとなった。「失われた10年」と呼ばれる長期不況に入る。株価に関心もなかったが、不動産に手をだし自己破産をした方を身近にすると、バブルの怖さを知った。


敦賀の失われた時は、まさに今、福島の事故以降の5年半、これから、もんじゅ廃炉となれば、どれくらい続くかわからない。

一方、米株式市場はいま、期待先行のトランプ・ブームに沸く。日本も株高・円安の流れからここ数日、調整局面。「新政権発足後は実行力を厳しく問う。失望させれば期待は一気にはげ落ちる」と専門家は指摘する。「トランプ相場」はいつまで続くか。東京のバブルと敦賀のバブルは質と時間は違うが、失われた時間も違う。しっかりと受け止めて明日にむかって、敦賀を考えることも大事ではないか。
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