北朝鮮の不審船
Date:2017-01-07(Sat)

一昨日、美浜町の海岸の岩場で、木造の船が見つかり、船体にはハングルのような文字が書かれていることから北朝鮮の船ではないか、との報道。北朝鮮から逃れて中国に入る、いわゆる脱北者は多いが、最近は船での難民も確認されている。

これまで不審船とは、一般には不審な行動をする船舶全般を指す言葉である。日本では日本近海でたびたび目撃されている北朝鮮の工作船や、暴力団関係者による密漁密輸を行う船の疑いのある船舶を指すことが多い。海上保安庁では1963年(昭和38年)に最初の不審船を公式確認して以来、2003年までに20件21隻の不審船が出現したことを確認している。

忘れてならないのは、美浜事件。1990年(平成2年)10月28日早朝、美浜町久々子の海岸に工作船が打ち上げられ、その後、男2人の水死体が見つかったもの。県警は2人を工作員と断定し、日本海沿岸から工作員の潜入や脱出を図る北朝鮮の行為が明らかになった。

拉致も含め、北朝鮮の不審船には常に敏感でなければならない。そんなことはないだろうと思いがちだが、現実はそれなりの活動があってもおかしくない。

ところで、過激な想定だが、2007年、日本政府は、朝鮮有事で日本に流入する北朝鮮難民を10万~15万人と見積もった。これに韓国の避難民が加われば日本の治安当局の機能は麻痺。難民の暴徒化や、北の武装難民が上陸すること、約4万人の韓国在留邦人の救出も課題だ。韓国に自衛隊艦艇を派遣すれば、北からの攻撃に晒されかねない。日本本土にミサイル攻撃を仕掛ける事態も想定される。韓国、北朝鮮を含んだ東アジアの安定は、この地域性を考えて重要なことは言うまでもない。
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