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草の根の胎動こそが変革の引き金となる・・・そんな動きが日本でも
Date:2008-11-07'Fri)

この2日間、決算特別委員会で議会に缶詰だ。敦賀市の財政のよさは理解できるが、下水道会計の負債が約184億円とここ3か年見ても減るどころか、増えている。財政運営に「どこもそうだから」的な背景があるように感じる。このことは今日でほぼ委員会が終わるので、あらためて報告したい。

昨日の福井新聞も「ここってアメリカ?」と言いたくなるほど、紙面をさいている。小浜市の勝手連的なフィバーぶりも輪をかけた。是非はともかく、かの国の大統領がそれほど日本に、福井県にも大きな影響を及ぼす存在であるという証しである。米国のサクセスストリーは、いつも驚かされる。多民族国家とはいえ、わずか50年ほど前にこの国にやって来た異国の男の息子を、国民は最高権力者に選んだことになる。

果たして、日本だったらどうだろうと考える。同じような境遇の人物を、国政のトップとして信頼し、国のすべてを預けきれるだろうか。二世、三世の首相を立て続けに生み、そのうちの何人かは自らその座を降りた日本とは比べようがない。

その「ひずみ」とは言わないが、厚生年金の標準報酬月額や加入期間の記録改ざん問題で、社会保険庁は6日までに、改ざん被害の疑いが濃いとして戸別訪問による記録確認作業を始めた年金受給者約2万2000人について、全都道府県に対象者がいることを明らかにした。福井県に何人いるかは定かではないが、あきれるばかりだ。

持ち主が不明の宙に浮いた年金記録、保険料を払ったのに記録がない「消えた年金」など、社会保険庁は長年にわたってずさんな年金管理をしてきた。その怠慢とミスは、あきれるにしても罪ではない。だが、厚生年金の算定基礎となる標準報酬月額の改ざんはミスなどではない。記録を故意に書き換えたのだから、悪質極まることといえる。

元職員や会社社長の実名証言が相次いだため認めざるを得なかった。その結果、改ざんが疑われる記録が6万9千件も見つかった。民主党は、標準報酬月額の改ざん疑惑は以前から指摘していた。疑わしい記録の数は、6万9千件で済むものだろうか。そんな疑問さえ、抱く。年金記録は膨大だ。改ざんがどのように行われたのか、事実関係を一つ一つ明らかにするのは、至難のことだろう。だが、実態を明らかにできなければ、年金に対する国民の不信は増すばかりとなる。

保険料を滞納している企業を対象に、従業員の標準報酬月額を過去にさかのぼって減額したり、加入期間を短くする改ざんが始まったのは20年ほど前だという。民主党の会合で社保事務所の元職員が証言した。会社は保険料負担を減らして、資金繰りを楽にできる。一方、社保事務所は、滞納額を減らすことで収納率を上げることができる。そんな思惑が、改ざんの背景にある。

敦賀市内の企業で、従業員から「保険料の滞納がかさみ、解雇して、国民年金に社長自らが、切り返えようとしている」との訴えを私が議員になった頃、聞かされて対応したことがある。

資金繰りが厳しい中小企業において、厚生年金の保険料支払いは、わらをもつかむ「天の声」にも聞こえたのではないか。犯罪行為だが、会社の生き残りも絡み、この問題は根が深い。改ざんにより年金受給額が最高で年間25万円とも、それが十数年続いたらどうだろうか。低所得のお年寄りには、貴重な年金額だ。

厚生年金の受給者全員に来年初めから現役時代の標準報酬月額の履歴を通知するという。当然の措置だが改ざん疑惑は民主党などが早くから指摘。最初の「ねんきん特別便」に標準報酬月額を盛り込むよう主張していただけに、対応が後手に回ったことは否めない。

オバマ氏に話を戻すと、「変革は巨大な組織が引き起こすものではない。草の根の胎動こそが変革の引き金となる」と言ってきた。下からの目線は貧困層などから多くの共感を得た。「変革」に似た「改革」を訴えて支持を得た小泉純一郎元首相は、所得や地域間で格差を広げた。

民主党は、年金問題を取り上げてきたが、選挙運動を行うにあたって、民主党がいいのではなく、私はそれ以上に草の根的な胎動を感じる。年金の改ざん問題は、参議院選挙と同じ、国民的な怒りにの変わってきているとも感じている。

オバマ氏は格差が広がった中で変革を目指す。サクセス・ストーリーは、平和や経済浮揚を実現させてこそである。舞台は第二幕に移る。日本の様相も、各紙の世論調査や民主、自民の世論調査を聞く限り、大きな流れは、変わっている。経済不況は長引くと私はみている。景気対策もいいが、日本も、はやく舞台を第二幕に移すことが、大事とも思う。それだけ厳しい時代を迎えている。敦賀市も財政運営も他市が、こうだからではなく、財政状況がいいだけに、それでもよりよくできる工夫が必要だ。それには議会の意見も必要だ。
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【2008/11/07】 | ページトップ↑
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