機関車の転車台保存など、県と市の明確な協議のないまま事が進むがーー。
Date :2017-02-16(Thr)

北陸新幹線敦賀延伸関連の動きが活発化してきた。観光資源などとしては扱われず、年月が経過して草が生い茂ったままの状態になっていた蒸気機関車の転車台が、北陸新幹線敦賀駅が整備される場所にあるため、ふって沸いたかのように、昨年一時保存が決まり、撤去がほぼ終了した。

ある人から転車台そばにあるSLの給水塔の保存は、との質問もあったが、何もかも保存すればいいものではない。転車台についても、それまで保存の動きはほとんどなかった。

転車台そのものも、移設先として金ヶ崎周辺は想定されているが、まだ明確な位置付けは明きからになっていない。

敦賀はD51が全国に先駆けて配備されるなど、SLとともに栄えた交通の要衝という歴史を持つこともあり、明治期の鉄道開通当初は、敦賀港まで線路が延びていて、港に近い金ケ崎に転車台があったとみられている。ただ、これも明確な資料があるわけでもない。

金ケ崎でのSLを走らせる話も持ち上がっている。いずれにしても金ヶ崎にある日本貨物鉄道(JR貨物)の線路と駅舎など、場所ごと購入してするしかなく、青写真もないまま見切り発車状態が続いている。県市の協議を十分に進める必要がある。

よくあるハコモノ先行のイメージだけのビジョンのない状態の企画だ。建設や維持費をどこが負担するかなど、不透明なままだ。

ちなみにJR貨物の鉄道事業が2017年3月期に初めて黒字化する見通しだ。4月に国鉄の分割民営化から30年。製造業の海外移転などで長く厳しい経営が続いたが、ここにきて人手不足の追い風が吹いてきた。トラックから鉄道へ輸送を切り替える「モーダルシフト」に乗り、成長モードに入る。寄付とはいかないまでも、区切りを迎えていることは確かだ。

それに、北陸新幹線敦賀駅(福井県敦賀市)の構造について、新幹線ホームの下に在来線特急ホームをつくる「上下乗り換え」とする方針を固めたこと。
また、敦賀両駅と国道8号を結ぶ各アクセス道路の整備に県が着手することなど、物事が進みはじめている。

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