高齢者に優しいまちづくり
Date :2017-02-22(Tue)

福井新聞のシリーズ記事「死を招く孤立、家族や地域の絆どこ 第1景・超高齢社会(1)」を読んで身につまされる。現実に、そこまで来ているからである。東京で認知症の母の面倒をみたいたとき、もう30年ほど前、母が散歩していて、道に迷って自宅に帰れなくなった。最初は警察署に飛び込み、警察署がないと、民家に飛び込み、女房が連絡を受け迎えに行く。

最初はそれほどと思っていると、回数が多くなり、子育て中の女房も怒りだす。ついつい、「外に出るな」となり、引きこもりになった。

中央町内にも80歳を超えるひとり暮らしも多くなった。松葉町なのど市営住宅も含め敦賀市内にもひとり暮しの高齢者が多くなっている。

先日、友人宅から駐車場に行こうとしたおり、清水町で道に迷った高齢者に会った。何か落ち着かない様子であちこち見ている。声をかけると、

「夜、散歩に出て道が分からなくなった」「80歳にもなって、夜、出歩いたのが悪かった」と。よほど動転していたのか、断片的な言葉は次々と出てくるが、肝心の自宅の情報は、何度聞いても要領を得ない。

とにかく落ち着いてもらおうと「家まで送ってあげるよ。」と声を掛け続ける。ようやく番地を聞き出し、目的地の見当がついた。

番地と明かりを頼りにたどり着いた。家は、最初に会った場所からほんの500メートルほど。昼間なら何の問題もなく帰れたはずの距離だったが、このお年寄りには夜間は景色が違うらしい。

しかし、町内の番地が設置されていたおかげで、問題は解決した。

このときほど、その存在がありがたいと思った。よくを言えば、住居標示板、町名と番地の街灯があれば、探すのは簡単だが、それも難しいが、お年寄りも安心して出歩ける街とは、歩いて暮らせ、それに街灯と番地、住居表示と、きめ細かくといかないまでも、違った目線も必要になる。

高齢者が安心して暮らせるまち、今後、ひとり暮しのお年寄り、認知症に近い高齢者もまだまだ多くなる。そんな身近な高齢者に優しいまちづくりも必要になる。
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