長時間労働や過労死はけっして都会だけの問題ではない。
Date :2017-02-26(Sun)

昨日は福井市内のユニオンプラザで政策フォーラム。政治や経済の講演だったが、そのときどきの国の動きが敏感に地方にも影響する。リーマンショックは越前市を中心に失業者を多く出した。いま、政府の働き方改革の論議が活発になってきた。敦賀市内にも宅配やコンビニなどで働く若者は多い。過労自殺や長時間労働は、けっして都会だけの問題ではない。

敦賀市内に働く若者が、人手がいないという理由で、残業、残業と重なる声を聞く。完璧さの追求は日本企業の強みとされるが、行き過ぎると自ら首を絞めてしまう。

宅配便最大手のヤマト運輸の労働組合が今春闘で荷物の扱いを抑えるよう異例の要求をした。ネット通販の急増でドライバーは夜まで走り回り疲弊している。留守宅の再配達が多く負担が重いうえに平日の配達時間の指定が夜に集中するのも悩みという。

自動化が進んだ物流センターは注文が入るとすぐ発送できる。けれど最後の配達は人手が頼りだ。

敦賀の交通の要衝だけに名古屋、大阪は、言うに及ばず東京と宅配なら2日以内で配送される。

物流の時間短縮のしわ寄せが、敦賀のような地方都市など末端に負担を強いることにもなる。共働き世代も多く、宅配も夜にも集中するとか。

わが身も、ネット利用による過剰サービスに慣らされている。さほどの急ぎでもないのに早い配達日を選ぶ。在宅が確実な夜の指定が多くなった。

また、気楽に立ち寄れるコンビニ、敦賀市内にも乱立している。当方にすれば、どこか安心感がある。原子力発電所に働く作業員で全国から来て、簡単に朝食が取れる場所がコンビニとか、定期検査など作業員が多いとき、一挙に売上が増えるとか。

「敦賀は便利なとこ」とよく作業員から伺った。「交通が便利、ホテル、民宿が多い。コンビニが多い。そしてコンビニを利用した宅配、ぎゃくに直ぐに来る。」と、地方都市でありながら都会なみのサービスが受けられる。

業界の激しい競争が招いた過剰サービスだが、早く見直さなければなるまい。結局は価格に上乗せされることになる。過ぎたるは及ばざるがごとし。われわれの便利志向もほどほどか。
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