李下に冠を正さず
Date :2017-03-25(Sun)

「寒さ暑さも彼岸まで」というが昨日は晴れでも風が冷たかった。昨日は労働団体のひとつ「ゆうあい倶楽部」でカンパ金や年末募金を品物に変えて送るため、美浜の社会協議会、市内のやまびこ園、ひだまり、パラレル、常磐荘、渓山荘、白梅学園と訪問した。敦賀市の各福祉施設は長い年月をかけて、子供からお年寄りまで充実した施設となっている。

財政は厳しいなりに職員は懸命に働いている。そのなにげない日常を訪問することは勉強になり、季節を感じる。やまびこ園を訪れると、理事長は金山などの保育園の卒園式で忙しくし、白梅学園では園で過ごした高校生の就職が決まるなど、ここでも季節を感じる。

昨日は敦賀市の人事異動。ここでも季節を感じる。職・採用による人の出入りがあるのは当然であるが、それ以外にも定期的または随時、組織内の年齢的・地位的アンバランスを解消するために、組織を構成する職員を適切な位置に配置し直すことが必要になる。退職をされる方は本当にご苦労様でした。ここ数年、日々の日常の大事さを重要視される公務員という職業を勉強させてもらいました。

民間でも同一職場への在籍があまりにも長いと、作業や業務のマンネリ化・後進育成の停滞・取引先との癒着・何らかの権限の独占による私的流用といった問題が起こるため、人事異動にはこうした事態を予防・回避する目的もある。

小さな敦賀市でも、大事で必要なのは「李下(りか)に冠を正さず」という用心深さであり、忖度させない公平な対応である。民間企業では利益優先と粛正人事もよくあるが公務員は公正公平を重んじることは重要だ。

ところで、一昨日の国会の証人喚問のキーワードで「忖度(そんたく)」とは相手の心中を推し量ることで、その心情を酌み取った結果、程よく取り計らって手加減することを「斟酌(しんしゃく)」、取りなすことを「口利き」という。いずれも心の微妙な動きだけに形としては見えにくい。しかし、役所での予算と人事異動は、その姿勢が語らずとも見えてくる。



スポンサーサイト
【2017/03/25】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |