小池百合子元環境大臣と敦賀のごみ問題

10月30日(日曜日)

 昨夜、勝木書店へ。本屋も世相を映すものと、あらためて思った。「国家の品格」は、お勧めだ。その後の「女性の品格」、「会社の品格」はまだ読んでいないが、「○○の品格」という言葉がつく本のベストセラーが続いている。今度は、城山三郎の「男子の本懐」の「○○の本懐」がベストセラーになるかも。
 昨日の守屋防衛前事務次官の国会での証人喚問のニュースと重ねた。日本がよほど「品格」のない社会になったということか。防衛省のドンとまで言われた実力者。官僚のトップだった人物が、その「品格」が問われている。ゴルフ、マージャン、飲食は、我々世代のサラリーマンの楽しみのひとつだが、その数を「200回を超えている」という答弁は常識を超えている。植木等の「わかっちゃいるけど、やめられない」とでもいうのか。

・・・・「女子の本懐」(文春新書)で788円。お勧めの本だ。・・・・

 つい最近まで、守屋氏は、小池百合子防衛大臣と人事をめぐって火花を散らした。28日発売の小池百合子さんの「女子の本懐」(文春新書)で788円。お勧めの本だ。守屋バトルが書かれている。退任を言い渡した守屋氏が「断じて困る」と拒否。退任後に顧問になるよう求めると、「顧問では生活できない」と。

 さらに、小池さんは、「女性の新参大臣など赤子の手をひねるようなものと、考えたのだろうか」とも。城山三郎の「男子の本懐」もためになるが、小池さんの「女子の本懐」は、時期が合い過ぎて面白い。久間章生元防衛相の名も出て、国会は風雲急を告げそうな空模様である。

・・・・小池元大臣と関係深い処分場の抜本対策・・・・

 ところで、敦賀市樫曲の民間廃棄物最終処分場の抜本対策工事において、小池元環境大臣と関係が深いのだ。国の補助がなければ、ここまでの工事を行わなかったかもしれない。その法律が、「産廃特措法」だ。敦賀の処分場への適用を決めたのが、小池元環境大臣だった。産廃特措法は、香川県の豊島を処理するためにできた法律といっていい。平成15年6月18日の施行だ。産業廃棄物について、都道府県等が自ら行う対策費用に対して、国庫補助および地方債の起債特例などの特別措置による財政支援を行うための枠組みを規定する特別措置法。 2003年度から10年間の時限法(時限立法)である。平成15年12月の豊島不法投棄、平成16年の青森・岩手県境不法投棄、その後4件の適用。この産廃特措法の適用の最後が平成18年3月適用の敦賀の最終処分場だった。それ以降はどこも適用になっていない。

 
それほど、国に金がない中での特別扱いとも言ってよい。豊島、青森・岩手の500億円も越える金額と違い100億円で済むことが環境省を動かしたことは明らかだが、平成17年12月当時、敦賀市も議会も必死だった。市議会の7本目の意見書を急きょ、まとめて環境大臣宛に出している。が、それ以上に、福井県の取り組みの懸命さは、処分場問題にあの県が思うほどだった。その最後の決断が小池環境大臣だった。当時、秘書の方と何度か電話でやり取りしたが、もし小池大臣でなかったらという結果だ。

・・・・県の懸命さは・・・・・・・

 当時を振り返ると、産廃特措法の適用の前年の平成17年12月18日の私のブログで『処分場問題も来年度の国の補助金はほぼカット。県は大慌てで、本年度中の処分場の産廃特措法適用にむけて取り組んでいる。調査委員会もそのひとつ。昨日も田中勝委員長(岡山大学大学院教授)は、産廃特措法の適用に向けて、予定を早めて1月中旬にもまとめると明言。その際、市民団体の「木の芽川を愛する連絡協議会」の聞き取り調査も行うことを明らかにした。』と書いている。国の補助金獲得には、なりふり構わない様子が伺えた。私たちの反対運動を県は素直に認めたのである。

 ブログを続けてみると、『今日も抜本対策を論議する「敦賀市民間最終処分場環境保全対策協議会」を敦賀市の西公民館で開催。委員の先生も、昨日から泊り込みでこの委員会にのぞむ。県もなんとか、1月中旬にまとめようとの構え。 早めることのリスクや課題は多いが、ここに至っては県に頑張っていただくしかない。何事も財源がない仕事はあり得ない。・・・県もその獲得に向け最大限の努力をしている。東京の都道府県会館で県の幹部は、「正月も返上の構え」とも語った。』と。それほど、県の担当者は、懸命だった。

・・・・・対策工事が本格化する・・・・

 一昨日の28日、処分場の施工技術などを検討する県と敦賀市の委員会が、福井市の県職員会館であった。施工中の周辺環境への影響や工事の効果を調べるため、毎日、水質を簡易測定するなどの計測計画が決まった。委員会は土木工学などに詳しい大学教授や県、敦賀市の職員らで構成。昨年12月から開催し、今回で3回目。汚水流出を防ぐために処分場を囲む遮水壁の工法などについて検討してきた。

細かくは、施工中の計測計画を論議、処分場と周辺の井戸など最大43地点で、水質や水位を観測するとの内容。委員会を1回1回、フォローしなければならないが、ここまでくれば、県と市にしっかりと工事をやっていただくことに尽きる。

処分場からの汚水の処理を天筒山の浄化施設にと提案したが、市内部の部局の争いで反故になったと聞いている。私の試算では10億円を超える工事費とランニングコストが削減できた。飲料水の安全と安心の点でも役に立つ提案だった。現場の調整池での観測で法律面もクリアーできたはずである。押しが足らなかった言えば、それまでだ。残念でならない。これからの課題は、工事の成果と処理水の監視、各地方公共団体の資金回収、さらには、産廃特措法の適用が切れる2012年度以降のランニングコストとの関係だ。そして、いつ安全宣言ができるかだ。議会は、環境保全対策特別委員会で水質を細かく監視していくことが大事だと思っている。(写真は、最終処分場から採石置き場、木の芽川を見たところ)

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