モデル地区選定でも見失ってはいけないこと
Date :2017-04-05(Wed)

今日は福井で開花宣言だろう。敦賀測候所があった頃、笙の川近くの合同庁舎の標準木が、その知らせだった。

金ヶ崎宮を桜のつぼみがピンク色に盛り上がり、ちらほらと開花している。ある新入職員のパリッとしたスーツと、引き締まった表情から香り立つような緊張感。ほのかに見え隠れする自信がまた、まぶしく映った。桜の花は短いが人生は長い。あまり気負うわず、ぼちぼちとも思う。

ところで、観光地の魅力向上のため景観の整備費用を国が支援する事業のモデル地区に敦賀市が選ばれ、市は「人道の港敦賀ムゼウム」や気比神宮の参道の整備を進めていくことになった報道が流れた。

これは、国土交通省が新年度から始めた「景観まちづくり刷新モデル地区」は、観光地の魅力向上などに向けて街の景観を整備する費用の半額を3年間、国が補助する事業で、敦賀市は、北海道函館市や長崎市などとともに全国10のモデル地区に選ばれたことだ。大変よろこばしい事だ。関係者の努力に敬意を表したい。

このモデル地区選定で市は今年度から3年間で約25億円をかけて整備を進める。具体的には、北陸新幹線の開業に向けて金ケ崎緑地の「人道の港敦賀ムゼウム」を観光施設として拡張するほか、気比神宮への参道として本町商店街で歩道に木を植えたりアーケードを改修したりして景観を整備する。

北陸新幹線に向けたまちづくりはなによりも優先だが、見失ってはならないこともある。財源の半分が国の補助とのことだが、市も応分の負担をするということだ。今年度も福祉、教育の予算を削っている。

今後、市庁舎建て替え、角鹿小中一貫さらには最終処分場からごみ焼却炉整備、また、老朽化が進む施設整備と市民生活に欠かせないインフラ整備が続くだけに、財源の確保が一方で最大の課題となる。

もう一点は、ハードが整ってもソフトを整えることを忘れてはいけない。函館、長崎は民間の観光ソフトが整っているが、産業で発展した敦賀はこの観光分野の受け入れが弱い。金沢市は北陸新幹線に向けて10年以上、ハードに加え、民間が入ってのソフト面の準備を進めてきたことだ。


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