休眠打破と敦賀市
Date :2017-04-09(Sun)

昨日は党大会で福井へ、夜は町内の会合懇親会。どこに行っても雨模様ながら桜が満開だ。咲き誇る桜を見ていると何とも言えない高揚感が湧き上がる。金ヶ崎宮の夜桜もいい。足を止めて花を見上げ、ぼんぼりのほのかな灯りとこれも似合う。

桜の開花は心を浮き立たせる。咲くのを待ち焦がれ、花を愛で、散っていくのを惜しむ気持ちは、日本人の心に深く刻み込まれたものと言ってもいいだろう。

ところが最近は、桜開花のニュースを聞くと、うれしさの一方で不安も感じるようになった。地球温暖化の影響とみられる異変が起きていると聞く。

ソメイヨシノは、花のもとになる花芽が夏に形成された後、休眠に入る。それが一定期間冬の寒さにさらされることによって休眠から目覚め、翌春の気温上昇とともに成長して開花する。このようなメカニズムを「休眠打破」と呼ぶ。

しかし、冬の冷え込みが不十分で、休眠打破がうまくいかなくなっているという。今年、敦賀市の開花日は4月4日ごろだったが、例年とは遅いと言われながら福井では2日で満開、異例だった。

一般的に桜前線は南から北上するイメージだが、敦賀市では金ヶ崎宮、刀根、そして琵琶湖の海津大崎の桜と南下して楽しめる。

ただ、このまま温暖化が進めば、咲いても満開にならない地域が増え、開花しない地域が出てくると指摘する専門家もいる。そうなれば桜の風情は失われ、花見どころではなくなってしまう。

「明日ありと思う心のあだアダ桜」という言葉がある。明日はどうなるか分からないという戒めだが、地球温暖化を防ぐ取り組みも先送りしたばかりに手遅れともなりかねない。

今日は雨模様ながら最後の花見。満開の桜の下でいつまでも花見が楽しめる敦賀であるために、私たちに何ができるのかを考える機会にしたいものだ。
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