混迷を深める市庁舎問題
Date :2017-04-25(Tue)

4月も下旬、テレビではもう大型連休の天気が話題になり始めた。一方で空母カールビンソンと北朝鮮のような危うさが忍び寄る。

ところで、昨日、敦賀港カッターレースの後援依頼など協力を求めて各企業を訪ねた。カッターもそうだが、ボートを漕ぐのに後ろ向きになる。フランスにこんな言葉がある。「人は後ろ向きに未来に入っていく」と。目に映るのは過去の風景だけ。明日の景色は誰も知らない。それだけに大事業は難しい。

昨日、建て替えが検討されている市庁舎について、議会の「市庁舎建設対策特別委員会」が開催された。

市から、現在の庁舎の敷地内に新築する場合とプラザ萬象を取り壊しその跡地に庁舎を移転する場合、のそれぞれのメリットとデメリットが説明された。

建設費は、国の補助も含め新築トータルが67億円、移転が66億円になるとの見積もりを示された。3月議会前までは現在地の優位性が高いとの検討結果が示されていた。

移転案が3月の代表質問で突然提案された。わずか1ヵ月半としてよくできた資料とはおもうが、これだけの大事業比較するには、あまりにも検討不足、
これで市民への説明ができるか、国の財政措置を受けるため9月までに性急に候補地を決めようとする市の姿勢に批判が集中した。

道路網の違い、防災能力の比較、プラザ萬象取り壊しによる代替問題等だが、大事なのは市長が3月議会でみずからの言葉で語ったプラザ萬象敷地による市庁舎移転でまちづくりの理念とも言うべき意気込みが感じられないのだ。

正直、あまりにも検討期間が短く、見切り発車的な検討不足の資料と言わざるを得ない。仕事量が多いのか、検討期間がする事務方にも無理がある。これだけの課題をするにあたって、河瀬市長時代にはなかった検討不足での提案とも受け止めている。どこかに危うさと不安を感じる。

議会は執行権を持たない。あくまでも議案の決議権だけに、意見を述べるだけだ。それだけにこの進め方でいいのか、このギャップに、正直、気になるが、一方で、執行権を持つ市に委ねるしかない。ただ、移転に関する議案など、議決権持つ議会だけに、この問題に関する議員の責任は重い。

結論として議会からの意見を踏まえ、市は計画案を修正して大型連休前来月2日に委員会に再提示するとともに、5月9日から住民への説明会も開く予定。議会も来月23日、市民説明会で市民から市庁舎問題へのご意見を伺う。議論を深めより良い結論を得たい。

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