有効求人倍率と介護実態
Date :2017-05-01(Mon)

全国第二位の福井県の有効求人倍率。細かくみると、県内のハローワーク別の有効求人倍率(原数値)は、三国3・39倍、大野2・21倍、福井1・88倍、敦賀1・69倍、小浜1・69倍と嶺南と嶺北の景気格差もこれでわかる。6年前と比べて逆転している。

一方で、介護施設の求人は嶺南も嶺北のと同様に恒常的にある。夜勤も多く、体をこわしてやめる人もいる。ベテランの引退は人材不足にもつながる。

ところで、看護職は、国の指針で、夜勤は月8回以内(2交代は月4回以内相当)が目安。介護職に1カ月の夜勤回数に指針はなく、待遇面では溝がある。

一方で、所得の高い高齢者が介護サービスを利用する際、自己負担割合を3割に引き上げる介護保険関連法改正案が衆院本会議で可決された。参院の審議を経て、5月中に成立する見通し。介護費用が増大する中、支払い能力のある人に負担してもらう制度はしかたないにせよ、負担感も多いはずだ。

自己負担は原則1割だが、2015年8月から一定以上の所得がある人は2割となっていた。3割負担は来年8月から導入。基準は、単身者で年収340万円(年金収入のみでは344万円)以上、夫婦世帯で463万円以上を想定。まだまだ負担額は増えそうだ。

いずれにしても国勢調査に基づく総務省の集計では、産業別働き先は、医療・福祉が702万4千人と初めて700万人を突破した。明らかにこの敦賀でも増大に一途だ。利用者の負担増に見合うサービス向上には、担い手に報いる必要もあるが、実態がついていってない。介護職員の不足が深刻な都会からいずれ地方にもやってくる。 
スポンサーサイト
【2017/05/01】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |