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水田の保全決議
Date:2008-11-19(Wed)

早朝、外の気温は3度。確かに寒い。昨夜、あられが降った。上空に強い寒気が入り込み、山間部や山沿い中心に雪が降る見通しとか。20日にかけて石川県輪島の上空、約5500mに氷点下30度以下の強い寒気が流れ込み、積雪が、嶺南でも5cmとか。そろそろ冬到来か。

ところで、少し前だが、4日の共同配信で小さな記事だが、「国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約の第10回締約国会議は4日、韓国昌原市で最終日の本会合を開き、水田の重要性を再認識し、生物の多様性を増すような計画づくりを求める日韓共同提案の決議を採択した。」とあった。水田は「人工的な湿地」としてラムサール条約の保護対象に含まれるが、水田に関する決議は今回が初めてとか。

中池見湿地のふれあいの里も含んで、ラムサール登録を目指す敦賀市にとっても、注目すべき決議ではないか。決議は水田をコメ作りの場だけでなく、さまざまな生物が生息する重要な湿地ととらえ、その機能を発揮するための農法の推進を求めた。今回の採択を、人と生物との共生へ水田の役割をあらためて見直す契機でもある。

現状を見れば、田んぼの担い手も高齢化し、敦賀平野でも休耕田が目立ち始めた。水田は洪水時に水をためる機能もある。決議はこういった災害防止機能の調査も奨励している。中池見湿地は、過去の水田だ。ほんの一部復帰させたにすぎない。これ以上は不可能に近い。それでも中池見湿地も、重要な木の目川水系の重要な水ガメでもある。

集中豪雨などの際、水田に水をためて洪水被害を減らす「田んぼダム」機能は、敦賀平野でもまだまだ認識されていない。敦賀平野の水田の宅地化は、いまも徐々に進んでいる。「夢街道」を自転車で走ると緩やかに水田が市街地にだんだん上になっている。見事な田んぼ風景だ。

敦賀市の産業経済部農務課では、公設市場で「市場で朝市」、地場野菜などの農家の育成、畑や水田をどう守るのか。土地利用や農業政策の面からも多角的に取り組む必要がある。二の次にされがちな農業政策は、もちろん、中池見の地道な取り組みを大事にしたい。
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