国も知事も政治的な動きは、ビジョンなき駆け引きだけが目につき始めている。
Date :2017-05-19(Fri)

昨日は高速増殖炉「もんじゅ」について、文部科学省と資源エネルギー庁の担当者が、敦賀市議会に対して、内閣官房副長官をトップとする省庁横断の廃炉推進チームを設置するなどとした体制案を説明。

1.内閣官房副長官をトップとする省庁横断のもんじゅ廃炉推進チームを設置すること
2.運営する日本原子力研究開発機構に廃炉事業に特化した部門を作ること、
など。

体制も重要だが、計画を示して早期に廃炉にうつすべきとも思う。もう現場では廃炉に向かって空気感は大きく動き出している。

下請け関連も含めて10年を考えると1000人とも言われる雇用を維持できるほどの力は廃炉にはない。燃料抜き取り終了など段階的に減っていくことは明らかで、知事など政治的な動きは、あまりにも遅く、駆け引きだけが目につき始めている。

これまで敦賀市がもんじゅで積み上げて来たエネルギー研究拠点化は、明らかにその中核を失い、将来展望が描けなくなっている。

昨年の国のもんじゅ廃炉ありきで始まった説明に、高速炉開発というビジョンもないこと対して、もんじゅ後の敦賀市への対応が明確でもなく、受けるたちばの知事も試験研究炉だけのビジョンがない状態が、今日の体制の話に終始しているのではないか。時間が解決するごとく、駆け引きの結末が、時間の経過と共にもんじゅ廃炉だけが進むのではとの危惧さえ抱いている。

また、昨日の説明にもあった敦賀1号廃炉に伴う国の支援事業である、ハーモニアスポリス構想の水素関連産業の振興で多様なエネルギーの供給都市としての地域活性化を探っている。しかし、支援という言葉はあるものの、全国の各自治体で競争するかように計画が乱立し始めている。何事もタイミングだが、時間が解決するがごとく流されてはいけない。
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