日本遺産の敦賀市というがーー。
Date:2017-05-26(Fri)

心の健康として、いつも全力ではなく、肩の力を抜くすべも身に付けることと習ったことがあるとか。「五月病」と言われ、新たな環境に適応しようとして、この時期にストレスや疲労がたまる。


ところで、文化庁の日本遺産に、敦賀市など7道県11市町にまたがる「北前船寄港地・船主集落」が認定された。

日本遺産は有形、無形の文化財を観光資源として活用する制度。2015年度からこれまで229件の申請があり、40道府県の54件が認定されている。このうち、本年度は申請79件中、北前船を含む17件が認定された。喜ばしいことだがわかりにくいし、どんな効果があるか、との意見を頂いた。

制度の目的は、テーマを設けて歴史と文化をくくり、地域の魅力を発信して観光振興を図ろうというものだ。だが、制度の知名度が高いとはいえず、認定が観光客の増加に直結するわけではない。市民にもその意義と敦賀市が選定された意味合いを理解しているかたは少ないとも意見を頂いた。

北前船にまつわるストーリーは理解できるが、認定後の各自治体の取り組みが活性化の鍵を握ると思う。

北前船は江戸から明治期にかけて日本海などを往来し、物資に加えて文化を運び寄港地を繁栄させた。北海道から福井県、敦賀市までの11市町による共同申請は、広域連携による遺産の広がりや各自治体に往事の貴重な文化財が残っている点が評価された。それぞれに歴史的意義などはあるが、敦賀市単独で観光客を呼び込む力があるとはいえない。

北前船は各地に文化をもたらしただけに物語性は十分ある。敦賀市には全国でも珍しいたくさんの昆布かき職人の方がいて、ひとつの文化を形成している。これと南越前町の船主集落とタイアップすることで連携してストーリーに磨きをかけ、文化財間、自治体間の周遊を促すなどして誘客を図る必要がある。広くは函館から敦賀までの連携を構築していくことなど、連携とアピールが大きな課題だ。
スポンサーサイト
【2017/05/26】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |