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「市」民の「役」にたつ「所」
Date :2017-05-30(Mon)

敦賀のいまではひとつのシンボル的な人物、ユダヤ人を救った外交官、杉原千畝。その生涯を描いた映画『杉原千畝 スギハラチウネ』の中に「自治三訣」の言葉が何度も出てくる。
満鉄の初代総裁、東京市長や外相、ボーイスカウト日本連盟の初代総長を歴任した後藤新平がモットーとして好んで使った言葉である。


自治三訣とは「人のお世話にならぬよう、人のお世話をするよう、そしてむくいを求めぬよう」という言葉。

また、前にも引用したが「よく聞け、金を残して死ぬ者は下だ。仕事を残して死ぬ者は中だ。
人を残して死ぬ者は上だ。よく覚えておけ」だった。ボーイスカウトの精神でもある自然と人を大事にする後藤新平らしい言葉だ。

意外にもそのまた、後藤新平は「気比の松原」の大きな石碑を残している。気比の松原の入り口にある。

ところで、先日も書いたが、この敦賀でも環境のバロメーターであるホタルの減少を書いたが、最近、沖縄やオーストラリアのサンゴ礁の白化現象が度々報じられる。白化とはサンゴの中の植物プランクトン「褐虫藻」が異常に減少し、白いサンゴの骨格が透けて見えること。

温暖化が原因とされ、2カ月も続けばサンゴは死ぬという褐虫藻はサンゴの安全な“家”にすむことができ、栄養分ももらう。サンゴもまた褐虫藻が光合成でつくり出す栄養を頂く。

どちらも利益がある共存共栄の環境番だ。
世界の大問題で米国のトランプ大統領はパリ協定離脱の意向を周辺に伝えたとの報道もあり、共存共栄で成り立つ温暖化対策は前途多難だ。世界の「共生」をも脅かしそうだ。

近くでは、市庁舎近隣の住民から「市役所があるからここに移り住んだ。年寄になって助かっている」と、市役所はまさに「市」民の「役」にたつ「所」。自然環境とは違うが、半世紀近くの市役所の存在は近隣住民にとっては共存共栄の存在となっている。近隣住民の特権と言われればそうだが、市役所が移転となれば、見えざる共存共栄は失われる。

昨日、6月補正予算が明らかになったが、市庁舎選考委員会経費や無作為抽出アンケ-ト調査に加え、今頃になってプラザ萬象、現市庁舎周辺交通量調査費が計上された。市庁舎問題がドタバタになっているようで、なんともーーー。移転によってなにが影響を受けるか、そこに住む市民不在の、そんな庁舎問題になりかねない。




 
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