高齢者の自主返納
Date :2017-08-02(Wed)

昨日も暑かった。運転免許の自主返納で、敦賀市では返納者に2万円のバスとタクシー利用券が与えられる。とはいっても、高齢者二杯酢悩みの種だ。

免許更新時の試験も前日、眠れなかったとか。もし免許がなくなったら、独り暮らしのため市内に転居しようか、とも考えているとか。3月の道交法改正で強化された認知機能検査が、自分の運転を見直す契機になっているようだ。

重大事故を起こす前に自ら卒業する。賢明な判断に違いない。「運転を続けるのは危ない」と自覚するなら、迷わず返納すべきだが、そう簡単な問題でもない。。

頭でわかっても、地方では自家用車はまさに足だ。返納が日常化され、社会的な圧力が生まれないか、心配している。

「高齢者は運転するな」公共交通機関がコミュニティバスだけでの敦賀市では難しい課題も多い。車を失えば、住み慣れた場所を離れなければならない事態もあり得る。

過疎にも拍車がかかるだろう。自主返納による特典には限りがあり、お年寄りには生きづらい高齢社会となりそうだ年を取るとはこういうことと、諦めないといけないのだろうか。そうとも言えないようである。

自動ブレーキなど、老化に伴う身体機能の低下を補う技術が次々と開発されている運転可能な車を先進安全技術が搭載されたものに限定したり、時間や地域を制限したりする「限定条件付き免許」の導入を、警察庁が検討している。

欧米を中心に、既に取り入れられている制度だという事故防止対策は重要だが、まだまだ安全運転が可能な高齢者の移動手段まで、奪うことがあってはならない。難しい課題だ。
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