予想できても対応出来ない現実だ。

Date :2017-08-26(Sat)

昨日の嶺北の雨はひどかった。その影響でJR北陸線は北陸と大阪方面を結ぶ特急「サンダーバード」と、名古屋方面を結ぶ特急「しらさぎ」の上下線あわせて15本で運休。一昨日から昨日まで私の議員仲間の数人が影響を受けた。それでも高速道路を利用するなり、天候の変動は対応策はある。

一方、予想できても対応出来ない問題もある。敦賀市の2030年の予想人口は6万207人(2017年7月現在66,576人)、これは国立社会保障・人口問題研究所の最新データ。現実には13年後には6万人を切る寸前まで減少する。

これは日本の多少の違いがあっても厳しい現実だ。対応策は限られる。

『未来の年表』(河合雅司著、講談社現代新書)に国立社会保障・人口問題研究所の最新データを基に著者がまとめた「人口減少カレンダー」が載っている。

昨年を起点に将来の社会変化を時系列で予測している。2016年、日本は年間出生数が100万人を切った。20年、女性の過半数が50歳以上に。出産可能な女性が大きく減り始める。22年には団塊世代が75歳に突入し、「ひとり暮らし社会」が本格化し始める。33年、空き家が増加し3戸に1戸の割合に。

40年、団塊ジュニア世代がすべて65歳以上になるころ、全国の自治体の半数近くが消滅の危機にさらされる。50年には現在の居住地の20%が誰も住まない土地になる。厳しい現実だ。

現在の敦賀市は原子力発電の廃止措置、長期停止やもんじゅの廃止措置と、予想よりも速い速度で減っている。


もんじゅ廃炉に伴って知事、市長は今月、経済産業省、文部科学省に地域振興で要請した。最大の課題は雇用の問題だと私は思う。廃炉というのは30年もかかる長期的な課題であり、しっかりとしたビジョンがないと1000人の雇用は確実にゼロになる。

いま進む少子高齢社会だが、長期になると、なかなかイメージがわかない。本の著者は対策として、従来の成功体験と決別し、「戦略的に縮む」ことだと指摘するのだが。試験研究炉やハーモニアスポリス構想と言葉は踊るが、私にはどうも近視眼的長期ビジョンと戦略的なビジョンがないまま、人口減少が進むように感じる。具体策は難しい。
スポンサーサイト
【2017/08/26】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |