誰ためのとうろう流しか、考える時期に来ている。
Date :2017-09-01(Fri)

サッカーのワールドカップアジア最終予選,日本代表は昨夜、オーストラリア代表と対戦し、2―0で勝って6大会連続出場を決めた。

ケガなどで主力選手を一部欠き、浅野・井手口などの抜てきされた若手躍動、攻守にひたむきな姿勢に感動ものだった。敦賀市内でも各分野で高齢化が進むなかで、若手が活躍し始めている。政治の分野でも議会も若手の台頭は、頼もしく思える。

この夏で若い人で印象に残ったもののひとつが「とうろう流しと大花火大会」だ。観光客の多くが若いカップルや市外の若い観光客が、気比の松原の海岸で、花火を楽しんでいた。先日まで小学生と思っていたのに、彼氏と手をつなでの花火観戦。どことなく微笑ましい。

思い起こすと、午後6時半から、赤、黄、青色の3色の灯籠が松原海岸に流されて幕開け。ろうそくの柔らかな光が海に浮かび、辺りを幻想的な雰囲気で包み込む。
花火大会は同7時半から、定番となったメッセージ花火で開幕し計10部で構成。例年の2倍となる計6台の台船を用意し、クライマックスでは海上1キロにわたるスターマインを打ち上げ。敦賀花火初の試みなど感動を与えてくれた。多くの観光客に感動を与えたことは確かだ。

当日の警備、交通整理そして翌日の清掃と多くの縁の下の力があっての共演だった。あらためて関係者の皆さんに敬意を表したい。
ただ、一方で、とうろうを流したくとも高齢者や足のふじゅうな方、病気がちな市民が、開場まで行けなくて、諦めた声をよく聞くようになった。

花火大会当日は、午後4時から同10時半ごろまで会場周辺が車両通行止めで、足のになる。また、苦情も多かった輸送手段も、総合運動公園や市立看護大、蓬来岸壁などに臨時駐車場計約2千台を用意してのシャトルバスの運行も数多くの観光客輸送には、役目を果たしたのではないか。

一方で、高齢者や身体に障害のある方にとっては、介護する方がいても難しく、ここ数年、観光客の花火とあきらめたとも聞く。

また、長年、両親や先祖をとうろうで送っていた高齢者が
「10年ほど前は、浜に腰をすえて、とうろうを流し、手を合わせてゆっくりと両親を見送ることができたが、最近は長蛇の列でとうろうを流し終わると、手を合わせる暇もなく、その場を離れるしかない、誰のためのとうろう流しか」と。

確かに年々、観光客も増え、「とうろう流しと花火の幻想的な光景が、他の花火大会とはまた違うよさがある」との口コミも加わりリピーターも多くなったと聞く。ただ、一方で、本来の両親や先祖を忍ぶ、とうろう流しのよさが失われ、「誰のためのとうろう流しか」と想いを抱く市民も増えている。


浜辺で花火大会を毎年、楽しむ一人として、あらためて、切実な市民の声をうかがって、自戒をこめて、考えてみたい。





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