木の芽川とプラザ萬象
Date :2017-09-14(Thr)

議場に窓がない。一日、いると疲れるというか、封鎖された環境はあまりにも特殊だ。
ところで、国では、安倍首相が掲げる「人づくり革命」の議論が始まった。教育無償化や大学改革、企業の採用多元化、社会保障制度改革。

いずれも重たい課題ばかりだ。格差社会のセーフティーネットとなり、長寿社会の活力を引き出すような踏み込んだ議論を期待したい。ただ巨額の財源を確保できる見通しはなく、大事な財布探しはこれからの焦点となる。

「地方創生」「1億総活躍」「働き方改革」など目玉政策は毎年のように打ち出されるが、いずれも道半ばである。効果の検証もなく、看板掛け替えだけならば今回の議論の行方も心配だ。「看板症」とでも呼べばいいのか。

話を議会に戻すと、9月議会の一般質問の1日目。
8日の台風5号接近の影響で笙の川の洪水の危険性に加え上流の木の芽川も増水したが、これまで、話題になることは少なかったが、住宅地もあり、避難所であるプラザ萬象との関係、さらにはJR鉄橋の安全性など、課題は大きい。

木の芽川の観測所のデータは普段の水位よりも1・5メートル程度上昇していた。ただ、避難判断水位などの設定がなく、河川断面図や雨雲の動きなどを分析し「(堤防高に対して)余裕があるように見えるので、様子を見る」と判断。その後水位は下がった。」とあった。

現在、木の芽川の土砂の堆積と草木のはびこりは、あまりにもひどい。また、避難勧告などの発令の目安となる警報水位を設定していない。

ところで、2009年6月議会で私の一般質問でJR鉄橋と木の芽川の危険性について伺ったことがある。

当時の建設部長は「木の芽川のほうにつきましては、整備方針は80年に一度という流下能力でということで、現況ももちろんJRの交差部分も調査をされております。そこでお聞きしているのは、交差部については10年に一度、10分の1程度の確率の断面になっているというところでございます。」との答弁があった。木の芽川の鉄橋の危険性を指摘している。

県内の41河川、100カ所の観測所データを提供しているが、木の芽川と同様に警報水位を設定していない河川もある。未設定の理由について、県は河川改修の整備計画がないと氾濫危険水位などの設定が難しいとし、測量しておらず流下能力が分からないからだという。木の芽川の河川整備計画の策定についても下流の笙の川の改修が優先されると現状では検討していないと。これが現状だ。

プラザ萬象は今回の避難でも小ホール、大ホールとも冷房設備あること、男女共同参画センター体育館の板張りに比べ、床が絨毯のため、過ごし易いと400人近い避難者が訪れた。

木の芽川の安全性確保、市街地との避難勧告などの関係、また、北陸線、小浜線が集中するJR木の芽鉄橋の安全性など、笙の川ほど検討されなかったといえ、目を向けなければならない課題は大きい。

質問で「笙の川と木の芽川が増水していたのに、なぜプラザ萬象が避難先になっているのか」と、

答弁は「木の芽川の水位上昇は、危険というほどでもなかった」と。ただ、木の芽川とプラザ萬象の関係や安全性確保は、二の次にできない課題だ。




スポンサーサイト
【2017/09/14】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |