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薬膳列車、サイクルトレインに、猫カフェ列車と、養老鉄道の存続と教訓
Date :2017-10-29(Sun)

紅葉を楽しめる時期になった。一昨日と昨日、嶺南広域行政組合議会のメンバーで岐阜県を訪れて、森林の活用と養老鉄道の運行について学んだ。勝山から岐阜に入るころ、白山は雪をかぶり、山肌は紅葉がちらほら。気温も15,16度と肌寒い。風邪が抜けないまま、バスにゆられて移動はいい。

ところで、森林にしろ、養老鉄道にしろ、危機的状況にある。養老鉄道も赤字が続き、廃線の危機が何度も訪れた。北海道などの廃止路線沿線の人口減少たるや、みるも無残な状況にある。ローカル線をバス路線に変えればいいという発想がもたらした現実は何れほど厳しいか。

それを地元の熱意でなんとか、踏ん張っている。養老鉄道は桑名駅~揖斐駅間 57.5km(単線)のローカル線中のローカル線。沿線の自治体でつくる養老鉄道活性化協議会で、近鉄側が「赤字路線を存続するには公有民営方式を検討してほしい。時期は2017年度から」と提案した。近鉄が所有する敷地を無償貸与し、線路や車両などは自治体に無償譲渡する。

近鉄養老線が前身の養老鉄道は2007年に開業。年間600万人余りが利用し、うち定期券での通学が5割、同通勤が3割を占める。しかし、乗降客は年々減り、開業以来赤字が続き、13年度の赤字は約9億5000万円。沿線自治体が3億円を上限に11年度から、補填してきた。

近鉄の提案を受け、自治体担当部署でつくる検討委員会は鉄道存続とし、公有民営方式で実施することが決めている。


公有民営方式とは、鉄道など公共交通を維持するために、自治体が線路などの施設を保有し、鉄道事業者が施設を無償で借りて運行する事業体方式。小浜線はここまではなっていないが、それ以前に乗客を増やす工夫が必要に思う。

ところで、全国的に観光専用列車として内装を大きく変えて存在感をアピールしており、料金も1人1万円以上する。

それに対して既に存続に赤信号が灯っていて、とても車両をリニューアルする余力の無い養老鉄道が、既存の車両にテーブルを設置するだけの状態で根性でレストラン列車を走らせている。故に料金も1人5000円以内という比較的リーズナブルな価格で、サービスしてくれる。

有名な観光地の無い田舎をゴトゴトと走る可愛らしい姿が、とても好ましい鉄道で、薬膳料理とトークで乗客を楽しませる。サイクルトレインも魅力のひとつ、猫カフェ列車もある。あの手この手で危機を乗り越えている。台風が近づく雨の土曜日、夕方、敦賀に戻った。
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