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秋本番の永田町
Date :2017-10-31(Tue)

東京も台風一過、晴天の秋晴、民進党全国幹事長会議で永田町にいた。国会議事堂前の銀杏は黄葉し、秋本番だ。

大きな流れの中で身を任せるのは簡単だが逆らうのは本当にしんどい。原子力発電所の動きもまさにそうだ。3-11で大きく変わった。民主党政権時代、国への要請と、議員会館巡り、経済産業省、文部科学省と原子力の空気はいっぺんした。民主党も大きく、その舵を大きく切っていった。

流れに対してどう立ち向かうのか、これほどしんどいことはない。自民党政権になっても再稼働は果たしたものの新増設は厳しく、もんじゅは廃炉に追い込まれた。それでも要請は繰り返すしかない。

一方、原子力とは、まったく違うとはいえ、季節がそう思わせるのか、昨日の永田町の秋風は冷たかった。衆院選を巡る失敗を認めて、辞任の意向を表明した民進党の前原誠司代表は、ずっと浮かない顔のまま、昨日、党本部で全国幹事長会議で答弁を繰り返した。

選挙の前、「名を捨てて実を取る」と希望の党への「丸ごと合流」を期した氏だが「結果を伴わなかった」「つらい選挙を強いてしまった」と今や悔いては謝っている。

前原代表は「合流は賭けのようなものだった」とも言った。名を捨ててでも−という覚悟と、岡田f代表代行が変わって、きのうは「地方組織は維持しながら、ブリッジになる形で希望の党と立憲民主党が協力できる素地をつくらせてほしい」と党内で理解を求めた。党籍は残し、民進の名は捨てない。再来年の参院選に向けて野党が組みーーー」と意気込むが求心力を失った組織の難しさがここにある。

昨日の前原代表は辞任し、今後、希望の党へ走ると、これでは説得力に欠ける。党の再建、地方組織の再建から解体輪まで議論は延々4時間に及んだ。民主党の躍進、政権ダッシュ、離脱、凋落、そして名前を変え、この選挙では党名さえ訴えることが出来なかった。

「丸ごと合流」をもくろんだが見当外れで、党の分裂を招いた代表だっただけに、どこか哀れに感じるから不思議だ。午後6時からの民進党の両議員総会は、前原代表の辞任の承認、今後の代表選の手続きの承認でわずか15分で終った。

日本人が「秋は物悲しい、物寂しい」と詠嘆するのは中国文化の影響だと何かで読んだ覚えがある。いっぽう、春は「春ののどかな心持ち」、「秋思」は「秋の物さびしい心持ち」とある。季節に逆らうことはまずできない。時候とは関係なかろうと思いつつ「秋思」の一語がつい浮かぶ。

帰りのビールも苦く、後味の悪い、帰路の新幹線、全国に同じ思いをする地方議員も多い。
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