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介護保険と課題
Date:2017-12-10(Sun)

私の父は明治38年生まれ、生きていれば百二十歳、介護保険のない頃、認知症という言葉もない頃だった。脳梗塞で下半身が不自由になり認知症も加わり、しっかりした施設もなく母は苦労の連続だった。介護はつらいものと認識が私には、固定観念になってしまっている。

いま、女房の母親の介護にこの介護保険が使え、介護の相談も充実している。よくできた制度とおもうが、利用を市町村に申し込むと、調査員が訪れ、着替えやお金の管理ができるかなど身体と生活について聞き取り調査をする。この際、できないことも「できる」と答えてしまう高齢者は多いとか。

その結果、要介護度が軽かったり、該当しないと判定されたりすれば、サービスを使えなくなることがある。家族は当然、気をもむ。

要介護度を巡るそんな状況に輪をかけないだろうか。来年4月の介護報酬改定に向け、厚生労働省が先日、まとめた報告書案のことだ。

柱の一つに自立支援の重視がある。利用者の「できる」を増やしたデイサービス事業所への報酬を引き上げる。自立を促し、介護費用を抑える狙いだが、「認知症などで改善が難しい利用者を、事業所が受け入れなくなるのでは」と専門家は心配する。

介護サービスは心身の改善だけでなく、孤立感の解消、さらには家族の負担軽減も目的である。

サービスを利用しながら家族が心の余裕を持ち、笑って介護できる環境を整えたい。
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