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リトアニア訪問の課題と期待
Date:2017-12-21(Thr)

一昨日の議会の最終日に上程された市長のリトアニアとポーランド訪問の件について課題や今後の展開について述べたい。

発端は、リトアニアのカウナス市からリトアニア独立100周年記念式典への市長招待状が届いたことをきっかけに使節団派遣の案件だ。

ユダヤ人難民やポーランド孤児を敦賀港で受け入れた史実を縁に、市長、議長外4名の使節団が来年2月13~18日の日程でリトアニアとポーランドを訪問する。

リトアニアでは杉原千畝の記念館(以下、杉原ハウス)を訪れ、敦賀の情報発信ブースの設置を打診する。ポーランドでは孤児関係の資料収集など調査を進め、新ムゼウムの今後の関係強化につなげたい考え。総費用は約442万円。

私も河瀬前市長の訪問に合わせ、杉原千畝さんを敦賀に定着させたいとの想いで、花換え祭りの桜の造花をお土産に自費で訪問した。

河瀬前市長が15年ほど訪問してリトアニアのカウナス市との関係はほとんど進展がなかった。要因は距離の問題と費用負担だ。

また、カウナスにある杉原ハウスは、来館数年間5千名ほどの小さな記念館、管理する財団も赤字経営のため建物の老朽化も進み、閉鎖の危機にもあっただけに、課題も多い。

いずれにしても、今後、交流を進めるにしても、資料収集にしても費用負担がつきまとう。予測はできないが、税金を使うのに相当な覚悟が必要だ。

訪問の検討で議会提案が遅れ、12月定例会の最終日19日に異例の提案だった。予算決算常任委員会では基本質疑や分科会でのかなり多くの質疑がなされ、最終的には賛成多数で可決した。

リトアニアとの関係、世界記憶遺産に登録されなかったことや、実家の八百津町や岐阜県との連携さらには費用負担など課題は多いが、新ムゼウムの建設、何よりも人道こと人権は永遠のテーマだけに税金をやりくりしながらやりきってほしい。

なかでもポーランド孤児の資料は写真や文書でしかなく、さらなる資料収集が課題だった。

ポーランド孤児は1920年と22年、動乱のシベリアで親を亡くした763人がウラジオストクから敦賀港に上陸し、その後、日本赤十字にお礼に来日している。ただ、存命されているかたはいないと思われるがその遺族はポーランドにいると思われる。

使節団はポーランドでは、孤児を調査しているワルシャワ市在住のジャーナリスト松本照男さんらと会い、関連資料を調査する。大戦を経験しているだけに調査もいまでしかできない最後の機会かもしれない。



 

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