退く勇気
Date:2018-03-12(Mon)

北朝鮮問題など、内政・外交の課題が山積する中、森友問題や裁量労働制など、政府や省庁の対応が混乱している。今週もこの話題がニュースのトップは間違いない。内閣支持率も落ちた。

ただ、疑惑の追及と並行して、国民生活に大事な18年度予算案などの審議に臨むべきではないか。一方、敦賀市議会では18年度予算の審議中であり、疑問のある予算もあるがまずは市民生活が最優先であることは重要だ。

繰り返しにもなるが、「森友学園」の国有地売却問題で、財務省理財局長を務めた佐川宣寿国税庁長官が9日辞任した。直前には、同省近畿財務局で土地売却の交渉を担当した男性職員が自殺した。

急展開だ。自殺の真相は不明だが、心配されていた事態で、何とも痛ましい。財務省は週明けにも書き換えを認めるとか。

関与した職員の処分も検討するという。安倍首相は「(森友学園の国有地売却などに)私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員も辞める」と大見えを切った。しかし、問題の根本は、大幅値引きをした点から始まった。

安倍首相の言葉があるために行政現場は無理を重ねたのではないかとも思える。

古い話で恐縮だが、昨日の東北で思い出したのが新渡戸稲造。新渡戸は武士道を7つの言葉、「義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義」で表した。

忠義も大事だが「義」という字は、「正義」という単語にも使われているように、道徳にかなった正しい行いがもっと大事と。

「勇」に関して、新渡戸稲造は言った。「進む勇気と退く勇気があってこそ真実の勇気」。ここまで来ると、責任問題よりも真相究明が重要だ。

いずれにしても、経験上、国会が政権が荒れると、常に保守的になり、地方は置き去りになる。エネルギー基本計画など関係なく議論が進むことを期待する。
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