大飯4号の再稼働とエネルギー拠点化
Date:2018-05-10(Thr)

関西電力は、大飯原子力発電所3号機に続いて、昨日9日午後5時に、4号機の原子炉を起動する操作を行い、再稼働させた。嶺南だけでいうと、西高東低ともいうべき違いが鮮明になってきた。
敦賀からも作業員レベルでもかなりの方が大飯発電所に出かけており、民宿やホテルも敦賀と違った活況さとなっている。

ところで、「エネルギー研究開発拠点化計画」が大きな転換点を迎えている。計画の核だった高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(同県敦賀市)の廃炉があまりにも大きかった。

新計画は今夏にも示される国のエネルギー基本計画の内容や、19年度までに完了する県や国の調査を踏まえて策定する。当面は、国がもんじゅ内に設置する試験研究炉を中心に据えた計画になる見通しだが、もんじゅの廃炉は始まったばかり、研究炉は検討中で不透明要素が大きく、ましてや雇用や経済といった敦賀市の景気を底上げにはあまり小規模だ。

試験研究炉がもんじゅの代替とはなり得ず、今後の検討や審査にあたっては10年以上の月日がかかる。もんじゅという中核を失って、研究炉は中核的な役割を果たせるはずもない。不透明どころか、拠点化計画そのものが頓挫したと言っても過言ではない。原子力を中心に半世紀近く地道に築き上げてきた拠点はひとつの節目を迎えたといえる。

若狭湾エネルギー研究センター、福井大学附属国際原子力工学研究所を既存の組織と、今後の試験研究炉など総合的な役割、目標など根本的な見直しをすべき時期に来ている。

なお、敦賀1号機の解体工事が、7日、地元企業も数社、参入して始まった、。解体に着手したのはタービン、発電機、制御棒を動かす装置などで、本格的に解体するための準備工事をこの日始めた。
廃炉計画は昨年4月、原子力規制委員会に認可され、除染工事を同5月から実施していた。2041年ごろに廃炉を完了する予定。廃炉ビジネスとよく言うが、稼がない以上、いかに安全に仕事を進めるわけで、ビジネスと言う言葉とは違う現実が現場にある。



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