もんじゅ廃炉とフランスの高速炉計画、それと敦賀
Date;2018-06-13(Wed)

昨日のニュースは日朝会談一色。私は北朝鮮は未だに信用できない。記者会見を聞いてトランプ大統領はあそこまで自画自賛できるものとも思ってしまう。ただ、拉致問題はもう時間がないのは現実だ。日本は当然、すがるしかない弱さもある。

ところで、外交とはいえば、高速炉開発もほんろうされ放しだ。フランスの高速炉アウトリッドが計画の縮小を決めたとか。もんじゅが廃炉を決めて一年半。現場では千人の雇用というが、下請け関連の雇用は確実に減りつつある。原子力にかける意欲の低下も明らかだ。

日本は、実験炉「常陽」、「もんじゅ」と段階的に開発を進めてきた。もんじの廃炉とフランスのアストリッドは確かセットだった。もんじゅ廃炉に伴う市議会の経産省の説明はそうだった。

後続プロジェクトは当然、実用化が使命となる。アストリッドへの協力は、経済産業省が主導して進めてきた。実用に近い「実証炉」との位置付けで、基本設計費などとして毎年、約50億円を投じてきた。

結果として、経産省の見通しが甘く、現場の敦賀が騙されたことにもなる。
市議会での討論で仏の計画の実現性には疑問視を訴えた。その通りになった。自国のエネルギー開発を他国に依存することはいかがなものか。

東芝と同じようにアストリッドとは別に、仏が設計した新型炉の建設が設計上の問題や製造不正などで大幅に遅れている。建設費が膨張し、原子力産業、電力業界は深刻な経営難に陥っている。こうした事情が、アストリッド規模縮小の背景にあることは確かだ。
 
日本では関西電力の原子力発電所の使用済み核燃料の中間貯蔵で青森県むつ市の案が浮上してきた。再処理して燃料に使う核燃料サイクルを原子力政策の柱に据えている以上、高速炉開発とサイクル政策の再構築が必要不可欠だ。

敦賀でのもんじゅ廃炉後のエネルギー拠点化の再構築と言うなら、高速炉研究の研究炉と敦賀でのソフト上の高速炉研究も再構築すべきではないか。
いずれにしても敦賀は、経産省や文科省には、敦賀はもんじゅ廃炉でほんろうされ放しだ。

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