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大飯3,4号の高裁の妥当な判断
Date:2018-07-05(Thr)

関西電力大飯3、4号機の運転差し止め訴訟の控訴審判決が4日、名古屋高裁金沢支部であり、内藤裁判長は運転を禁じた一審福井地裁判決の関電敗訴部分を取り消し、住民側の逆転敗訴を言い渡した。裁判長の判断は妥当な常識的なものと評価できる。

この判決で、裁判所はを廃止や禁止にすべきかどうかの判断については司法の役割を超えるもので、国民の議論を背景にした政治的な判断に委ねられるべきだと指摘は福島事故以前にあったが、事故後としてははじめてではないか。

もうひとつは、運転が認められるかどうかは、その危険性を社会通念上、無視できる程度にまで対策が取られているかどうかが判断の基準になるとし、国の新規制基準そのものや原子力規制委員会の審査に不合理な点がなければ、具体的危険性はないものと評価できると位置づけも妥当な見解だ。

3つ目は耐震対策を考えるうえで想定される「基準地震動」の妥当性については、「最新の科学的知見を踏まえて策定されたもので、新規制基準に適合するとした規制委員会の判断に不合理な点は認められない」と指摘も妥当だ。


4つは鳥取県の「大山」が噴火した場合に降る火山灰の影響など、重大事故への各対策も科学的知見や手法を踏まえて実施されていて、新規制基準に適合するとした規制委員会の判断に不合理な点は認められないとした。

結論として社会通念上、対策が取られているとした、論理的で三段論法的にわかりやすい判決と受け止めたい。

高裁の福島事故後の最も妥当な判断であり、原子力発電所の安全は第一であり、原子力規制委員会の判断が今後も最重要との見解でもある。

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