青森県八戸市の断水を考える・・。
Date:2009-01-04(Sun)

青森県に住む友人にメールで断水状況を聞くと八戸市付近はかなり深刻なようだ。水源の馬淵川から浄水場に水を引き入れている導水管で一日早朝、漏水が起きて取水を止めた。全面復旧は今日4日になるか、どうかまだ、伝わってこない。飲み水のほか料理や食器洗い、洗濯、風呂、トイレにも使う。毎日の生活に欠かせないその水道水が、よりによって元日の夕方から蛇口をひねっても出ない。電気と同様、水道も大事なライフラインだ。

13年前、阪神淡路大震災の折、三日目。いとこと電話連絡がとれたとき「欲しいものは何か」とたずねたら、「現金と水」という言葉が返ってきた。当時、大阪でペットボトルは買えないとわかっていたので、京都駅で降りて、近鉄デパートなどを捜し求めたが大半が売り切れ。なんとか捜し求めて10本のペットボトルを5日目に届けた。災害時、電気は当然だが、水も必需品だ。

青森に話を戻すと、新年おめでとう、どころでない。お正月のだんらんがぶち壊しになった。約24万人に及んでいるとか。漏水した導水管は1990年に設置され、耐用年数は40年なのに、つなぎ目部分がなぜか破損した。原因はさだかではないが、友人曰く「推測だが、何度かの地震によるものでは」とのこと。

敦賀市の上水道施設の耐震診断はほぼ終了して、中長期的に老朽施設とあわせて耐震化をしていくとの答弁が議会であった。安全で安心な飲み水を市民に提供するのは、敦賀市の使命だが、すべて大丈夫ですとはいかなのが現状ではないか。いざ鎌倉というときに、対策は万全というのが誰しも考えることだ。今後とも、老朽化と耐震化は上水道事業の大きな課題となる。

また、今回の青森の教訓は、連絡通報の遅れや、お年寄り世帯への供給に支障をきたしたとも伝えられる。危機管理体制は、電気に限らず水道も日頃より備えが、大事なことは言うまでもない。当然、大規模断水の際、近隣自治体との給水車などの相互支援も重要だ。私の記憶では、阪神淡路大震災で地震による水道の復旧は少なくとも1ヶ月はかかっている。

今一度、青森八戸市の断水状況を検証しておくことは大事だろう。上水道の管路の老朽化や耐震化対策は、この時代だからこそ、急ぐべきではないか。整備するには多額の費用がかかる。下水道事業もそうだが、敦賀市の財政状況からも、その台所事情は厳しい。12月議会でも明らかになったように、行政の取り組み姿勢も整備は着実だが、後ろ向きになりがちだ。

そんな難題を抱えながら安全な水を安定的に届けるにはどうすべきか。青森の出来事は遠い自治体のことだが、今一度、教訓にすべきことではないか。
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