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災害拠点病院の電源確保
Date:2018-09-20(Wed)
市立敦賀病院は災害拠点病院だ。嶺南では公立小浜病院とふたつだけだ。

北海道の地震による広域停電が長時間に及ぶ事態が発生しても、住民の命を守り続けることができるか、また、笙の川の洪水氾濫があって病院が浸水した場合の電源確保も難しい。

今回、見逃せないのは、災害時に24時間受け入れる災害拠点病院でも治療に影響が出た点だ。

拠点病院は、通常の電力使用量の6割程度を賄える自家発電機を持つことや、その燃料を3日分程度確保することが要件となっている。

北海道の拠点病院はすべて停電し自家発電に切り替わった。しかし情報管理システムが不具合を起こして重症患者を受け入れられなくなったり、一般外来を原則中止としたりする例もあった。

拠点病院は全国に731カ所、そのひとつが市立敦賀病院だ。想定を超えた停電が発生しても必要な医療行為を提供できるかについて、拠点病院は平時から検証しておくべきだ。

備蓄燃料が途切れれば、自家発電も作動しなくなる。厚生労働省は、災害時に燃料を優先確保するため関係団体と協定を結ぶことを拠点病院の要件に加えた。

最大の欠点は笙の川の氾濫の時に非常用電源は浸水し対応が難しいことだ。

今年の6月議会答弁で米島院長は「昨年の8月の台風第5号のときには避難指示が出ました。10月の21号のときには避難勧告で、いずれも病院の中が避難の対象範囲にありました。
病院では、災害対策本部を立ち上げて対応しました。
具体的には、1階の移動可能な医療機器や薬剤を2階に上げるということと、それから後で出るかもしれませんが、本館と北館の電源が地下あるいは1階にあり、中央診療棟と東館の電源は上のほうにありますので、入院患者さんで人工呼吸器が必要な患者さんをリストアップしまして、そしてその患者さんをいつどういう状況に置いたら電源が確保できている中央棟に移動させるかというシミュレーションを行いまして、誰が責任を持って移動させるかということも考えて行っています。」と。洪水氾濫の難しさを語っていた。

災害時に電源が稼働できなければ人命は救えない。今回の震災を教訓に、電源確保がいかに大事か、今一度、考えたい。

余談になるが、敦賀市役所も非常用電源はある。これも新しい庁舎では重要な要素だ。

これも余談だが、敦賀市の電源環境は櫛川の変電所ができ、敦賀石炭火力ができ、ずいぶんとよくなった。北海道とは違った電源環境だ。ただ、地震や洪水氾濫のときは、自らの施設で考えておくことは大事だ。

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