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民主党政権当時、大飯最下層で頭を下げた男、仙石由人。
Date:2018-10-17(Wed)

民主党政権時代に官房長官や法相を務めた元衆院議員の仙谷由人さんが11日、肺がんのため死去した。72歳だった。ご冥福を祈りたい。民主党政権時代の「陰の総理」と言われた存在だ。

民主党が関西電力大飯3、4号機の再稼働に向けた環境整備に向け、2012年、仙谷由人政調会長代行が福井県を訪れ、党所属福井県の議員への説明会で頭を下げて政府の地元説得をした。

当時、原子力発電所の再稼働を巡る路線対立は消費増税、環太平洋経済連携協定(TPP)と並んで政権運営の最重要課題であった。

「現時点では原発の再稼働を政治決断せざるを得ない。皆さんの理解をいただきたい」。仙谷氏は説明会でこう切り出し、大飯原子力発電所の安全性が改善し、関電管内の電力需給が逼迫していることを約1時間、解説し力説した。。

説明会に集まった私も含め地方議員は約30人。大半が反対だった。質疑では賛否は分かれたが、当然、私は再稼働の安全や地元の景気など力説した。

当時、福井県では地方議員も自民党が多数だ。しかし野党の自民党に原子力発電所の再稼働問題での積極協力は期待できない。福井入りで仙谷さんのりきせつは分厚い資料を元に熱がこもった。西川知事が県議会の議論も踏まえて再稼働を判断するもととなった。

原子力発電所の再稼働に向けた野田首相と最終判断だった。枝野氏さんが大飯再稼働の問題を兄貴分の仙谷氏を意識していた。

これは信じられないと思うが当時、「仙谷―枝野ライン」は野田政権のエネルギー政策を主導する枠組みで、再稼働問題では仙谷、枝野両氏が細野豪志原発事故担当相らとほぼ出来上がっていた。

繰り返しにもなるが、仙谷さん一貫しては国内経済の安定を重視し、再稼働が必要との立場だ。枝野さんの「脱原発依存」とは一線を画する存在だった。福島の事故から1年の民主党政権での仙石さんの政治判断はまさに気骨ある政治家の姿勢でもあった。ご冥福を祈ります。

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