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物産フェア変遷と福島
Date:2018-10-22(Mon)

『北前船寄港地・船主集落』をテーマに、敦賀市の友好都市から秋の味覚や特産品が揃う物産フェア。きらめきみなと館は昨日の晴天に誘われて盛況も盛況。その影響か、清明の朝市は昼にはすべて店じまい。

北前船寄港地の特産グルメとスイーツが集結し、敦賀ふぐを使ったふぐ鍋の販売や、手すきおぼろ昆布のふるまいもあり、昼ごはんには事欠かない。ただ、物産フェアも時と共に様相が変わってきた。福島の事故以降、一時中断したこともある。

かつて原子力立地地域の物産フェアもあり、それぞれの食材を味わうこともできた。また、今の時季になると東北の女川や浪江や大熊町の、その地域の小さなのれんを思い出す。

戻りガツオの刺し身で1杯、2杯と重ねるうち、気仙沼など違ったこじんまりとした港町を実感できた。

そんなささやかな楽しみが、高根の花になりつつあるという。11月にかけて最も脂が乗ってうまくなるはずなのに、近頃は量も少なければ質も良くないとか。

気仙沼漁港に水揚げされるカツオはこのところ、年2万トン前後で推移している。ピークだった2005年の4万3150トンや、東日本大震災前の10年3万9750トンの半分程度。今年も水揚げ量は前年並みにとどまる。

身を三枚におろす際、頭を取った後に切り落とす腹の部分がハラス。塩を強めに振っておいてパリッと焼き上げると、ご飯も酒も進んで困る。資源量が懸念されるのは、この時期、水揚げが多いサンマも一緒。

庶民の味方を取り戻す手だてはないか。事故から7年半、福島の復興と、人口減少が少子高齢化が進み、事故前の元気はもう今はない。物産フェアの変遷もどこか、福島の事故の影響を感じる。

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