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在宅医療と終末期医療
Date:2018-10-30(Tue)

ある方から、終末期のがん患者の在宅医療について相談を受けたことがある。核家族化が進むなかで、厳しい環境がある。

私の父母はいずれも病院でなくなった。父は今から35年くらい前、母は25年ほど前、その頃、入院の在院日数のことはさほど気にせずに長期入院ができていた地域の病院では、終末期がん患者とのコミュニケーションは医師・看護師ともに多かったように記憶する。

ゆったりとした時間の中で患者を静かにみとった記憶がよみがえる。ひとつの例が食事を全量食べたということが患者にとっても一つの目標のようになりそれが皆の喜びのように感じた時代だった。

ところが、今年なくなった義母の今の医療現場では、入院患者の早期の在宅復帰を目指し、在院日数短縮のため患者とのコミュニケーションも少なく、ましてや終末期がん患者の生きがいなどにまで、考える余裕もなくなってきている。核家族の中で家族負担も増えている。

地域包括ケアの医療体制の中で、がん医療も入院治療から在宅医療のニーズが増大して医療の場面は移りつつある。核家族化のなかで、終末期を過ごすことができるように、その家族も十分にサポートできる体制がまだまだ不十分とも思う。

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