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新しい人道の港ムゼウムの課題と疑問
Date:2018-11-20(Tue)

昨日は、議会前の議員説明会。金ケ崎の「人道の港敦賀ムゼウム」の整備計画案が説明された。

現在のムゼウムは、ポーランド孤児やポーランド系ユダヤ難民などの資料館。08年以来着実に増え、映画化や赤レンガ倉庫開設など相乗効果で来館者が年間6万人を超え、現在の施設が手狭なことから建物を整備し、機能を充実させる計画案を示した。


新ムゼウムは、明治後期から昭和初期にかけて港のそばにあった税関旅具検査所、敦賀港駅舎、大和田回漕部とロシア義勇艦隊の建物を復元した計4棟からなる。

延べ床面積は従来の施設の約4倍となる約1200平方メートルで、展示のスペース、研修室や資料の収蔵庫も設ける。
 
総事業費は約12億円。指定管理者制度の導入を想定し、1年目の来館者数の目標を10万人とした。

設備面では申し分のない内容だが、敦賀市の財政面で見合う施設かどうか、検証する必要がある。

来館者10万人とするが、説明もまだまだ不十分で赤レンガ倉庫減少や、八百津町の杉原記念館の2万人が映画化以降4万人となりその後減少傾向とか。初年度は達成されたとしてもそれを維持できるか、難しいのではとの疑問を持つ。

人権を扱う施設は息の長い、観光面と教育面と両方あわせ持つ必要もあり、これほどの施設になれば専門的な学芸員の配置も必要に思う。

12月定例会では新ムゼウム整備関連予算が上程予定だが、鉄道遺産の公園との関係や民間が入るカフェやレストラン、ショップなどのまだまだ不透明な要素が多い。ましてやJR貨物用地の買収がまだまだ不透明な状況での見切り発車でいいのか、疑問も残る。

10万人来館者があっても2千600万円の赤字との説明もあった。敦賀市の観光施設できらめき温泉リラポート5000万円を超える赤字、赤レンガ倉庫の3千万円を超える赤字、これにムゼウムとなれば1億円を超える支出となる。観光客誘致には金がかかるが、それ以上の経済効果があるか、検証する必要がある。

税収が減る敦賀市や財政規模から、これが妥当なのか、疑問が残る。国交省の「景観まちづくり刷新支援事業費」のうち、半分を国の経費で整備することができる。ただし、来年度まで整備を終える必要がある理由でムゼウムを金ヶ崎周辺整備の中でも先行するとの説明もあったが、将来ビジョンや根拠が曖昧では建設に納得できるものではない。

12月定例会上程後、予算決算常任委員会での審査や一般質問での理事者の明解な説明と答弁を期待したい。

尚、計画案は、市のホームページで12月7日まで意見を募る。市民皆さんのご意見を寄せて頂きたい。

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