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新ムゼウムの課題
Date:2018-11-29(Thr)

昨日は、予算決算常任委員会。午前中、全体会。午後から分科会。私は産経建設分科会に属し審査に加わった。

2023年春の北陸新幹線敦賀開業に向けた観光誘客のため、市が6月に策定した「金ケ崎周辺施設整備基本計画」に位置付けられた。資料館「人道の港敦賀ムゼウム」の移転拡充と現在のJr貨物用地の鉄道遺産活用した計画が、この計画の2本柱となっている。

西川知事の肝いりでJR敦賀駅構内にあった転車台を設置し、敦賀港線の一部を利用して敦賀港駅付近から西側330メートルの区間で、太陽光エネルギーを活用した客車付きSLを走らせる構想。転車台を保存している県の活用可能性の調査結果がベースになっている。SLと転車台をベースに鉄道遺産活用の計画はひとつの目玉だ。ところが、この用地購入の交渉が暗礁に乗り上げている。

これは仮定だが、心配するのは、西川知事が当選すれば、この計画は実行に移されだろうが、新たな知事になればという不安が残る。

スケジュールは19年度まで用地協議し、20年度から着工して新幹線開業時までの供用開始を目指しているがいずれにしても先行き不透明だ。

一方、資料館「人道の港敦賀ムゼウム」の整備計画案を公表した。地区の観光拠点化の柱の一つと位置づけられ、ムゼウムは、08年に開館した現在の施設が手狭になったため、市は新たに建物を整備し、機能を充実させる。そのために電柱の移転が今議会の補正予算に上程されている。

計画案によると、新ムゼウムは、明治後期から昭和初期にかけて港のそばにあった税関旅具検査所、敦賀港駅舎、大和田回漕(かいそう)部とロシア義勇艦隊の建物を復元した計4棟からなる。延べ床面積は従来の施設の約4倍となる約1200平方メートルで、展示のスペースを大幅に増やす。研修室や資料の収蔵庫も設ける。

私が指摘したのは新ムゼウムの位置だ。現在の金ヶ崎緑地から港へ向かうトラックも通る県道をわたった金ヶ崎城址側だ。赤レンガ倉庫とムゼウム、鉄道資料館は、一般道路で分断され、近くにあってもどこか遠い。
また、鉄道遺産活用の公園が現在、不透明となっている段階での工事着工が妥当か、新ムゼウムでの単独での運用が続くと、来館者10万人の目標も含め、レイアウト上、行きにくい配置となる。

さらには指摘をしたいのは運営経費で10万人の来館者があっても3千万近い赤字や学芸員などの専門的な職員2名との人件費の話が出された。

新ムゼウムは、内容的には課題はあるが何度も検討を加えて申し分ない。ただ、観光施設での赤字がどこまで許されるか、尺度はないが、赤レンガ倉庫の3600万円、新ムゼウムが仮に3千万円として鉄道遺産公園は、動く装置を扱うだけに人件費も含めて5千万円を超える赤字も予想される。それがすべて税金となれば、それは観光施設というものではない。

課題はあるが、策定委員会で何度も検討した内容で充実したものとなっている。できれば素晴らしい施設とも思う。ただ、新しいムゼウムが将来の敦賀市にとって身の丈にあっているか、税金との関係をしっかりと審査を続けたい。








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