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第三セクターの鉄道事業のVの字回復と工夫
Date:2019-01-30(Wed)

昨日は嶺南広域行政組合議会の視察で兵庫県加西市の北条鉄道株式会社を訪れた。

北条鉄道には、兵庫県で旧日本国有鉄道(国鉄)特定地方交通線の鉄道路線を運営している加西市・兵庫県などが出資する第三セクター方式のわずか沿線22キロ鉄道事業者である。

本社は兵庫県加西市北条町の北条町駅に所在。代表取締役社長は、西村和平(加西市長)。まさに第三セクター。

1985年の開業当初の営業収益(売上高)は8000万円台であった。その後2000年代初頭に5000万円台まで落ち込むなど危機的な状況に陥っていたが、2014年度には再び8000万円台を回復し、開業以来最高値を記録。その後、8000万円台を維持している。

大きな理由は三洋電機が加西市から撤退したことによる。

北条鉄道の経営再建の功労者は『佐伯武彦』さんが副社長として旗を振った結果でもある。

佐伯さんは元川崎重工業の副社長である。カワサキの二苦しい時代に、イランでのCKDや、アメリカのリンカーン工場経営再建にも携わっている。

まず取り組んだのが、各駅のトイレを新しくすること。それも沿線の企業による寄付により水洗化とバリアフリー化で地域になくてはならない存在になった。

その他、駅のギャラリー化など、幾つもの対策を休む暇なくやり続けた結果だ。

地方鉄道の第三セクターの経営が厳しい中でのVの字回復は、まさに副社長の人材によるところだ。施策が見事なのは沿線住民や企業を巻き込んでのこと。付け加えると副社長の給料は無報酬、そして所有する3車両の維持管理など、見る限りきれいに清掃されている。

小浜線の維持管理は地域にとっては重要な課題だが、活性化などまだまだ工夫の余地は、ありそうだ。









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