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蓬莱、相生町界隈の中心市街地活性化策
Date:2009-01-23(Fri)

昨日は、商工会議所で敦賀市の中心市街地活性化計画の説明を受けた。7月の国への認定申請をめざし、敦賀商工会議所の「同市中心市街地活性化協議会」では奥井会長を中心に作業を加速させている。国は「まちづくり三法」を制定、2006年には都市計画法などをさらに改正し、中心市街地の活性化施策に補助を出すなど誘導策に乗り出し、67自治体が認定を受けている。

・・・・・・・・具体性にかける計画では・・・・・

敦賀市も認定もさることながら中心市街地活性化の正念場でもある。人口の減少で衰退する中心市街地を交流人口、すなわち観光客の助けを借りて再生させる案だが、昨日の説明は、具体性にかけた。博物館通り、敦賀酒造、魚市場を中心としてエリアは理解できたが、どう活性化させるのか、具体策に乏しく、今後が心配になった。

・・・・・・・大きな課題の一つは、市民活力だ・・・・・・・

私も長浜、彦根市という滋賀県をよく視察するが、町衆ともいうべき市民の活動の活発さに驚かされる。住民と市民の熱意が感じられるまちづくりは成功する。課題のひとつが市民パワーだ。敦賀市の中心市街地は協議会のメンバーの熱意はそれなりに感じられるが、市民とのギャップは大きい。また、JR敦賀駅から魚市場、港まで面積は広いが、敦賀酒造や魚市場だけでは、量と質ともに観光エリヤとしては狭く、厚みが足らない現実をどうするか、長浜、彦根とはくらべるといまひとつだ。

これまでも、何度も計画はあったが、有効な手を打てずにきた。昨日の説明でも魅力の創出が、いまひとつだ。人が減って市中心部の商店街は空き店舗も目立つ、好転の兆しはない。また、蓬莱、相生町は、戦前の中心地だが、現在は、住環境だ。「なんでいまさら観光地に変える必要性があるのか」という疑問があるとの声を聞いたことがある。

・・・・・・・二つ目に駐車場の確保・・・・・・・

昨日の説明で、最大の欠点は、観光客が何を利用して来敦するかということを把握してないのではないかという疑問が生じたほどだ。現在、気比神宮に60万人の誘客がある。県外の観光客の大半は、車での利用だ。確かにJR直流化開通以後、駅から歩いての観光客は増えたが、観光バスにはかなわない。

まして、敦賀駅から相生、蓬莱までの距離は2キロを越える。リュックを背負い、歩く観光客は増えたが、駅前のごく一部を除いて、商店街の売り上げが上がったという声はない。また、お土産店の売り上げが上がったという声も聞かない。何よりも大事なのは、駐車場の確保だ。戦略的な誘客計画の具体化も図る必要がある。

・・・・・・・・中心市街地活性かも長期戦略で・・・・・

敦賀市が今年7月に国の認定を受けたしよう。中心市街地活性化基本計画がどの程度の5年計画でまちなかの観光客を増加させようとしているのか、まだ明らかではないが、そんな簡単なものではない。私は少なくとも10年計画でものごとを進めるべきと考える。核となる施設の運営だ。何よりもキーポイントは、魚市場と敦賀酒造だ。

・・・・・・・・他力本願であっては成功しない・・・・・

魚市場の漁協と魚商の皆さんの意気込みにもよる。敦賀酒造も現在、古酒の販売はしているが、日本酒の製造は休止している。確かに貴重な文献と施設や設備は残すべきものだ。当然、登録文化財への指定も欠かせない。ただ、都市再生機構による買取の話も出ているが、これが先行するようだと、この計画は私はないと思っている。今回の中心市街地活性化の最大のポイントは、民間の活力だ。先に施設を行政が買い取り、その後の維持管理を行政が行うようになると、

自ずと他力本願になり、失敗する。何よりも大事なのは、自立的精神だ。余談になるが、柴田氏庭園も赤レンガ倉庫も寄贈されたもの。それでも、維持管理、修理は未来永劫、敦賀市が担っていかなければならない。買取の話が先行した時点で、活力は失われると言っても過言ではない。

後ろ向きなことばかり述べたが、私は中心市街地活性化計画には賛成だ。昨日も質問であったが、5年間で達成できるほど甘くはない。逆に国に頼らず、腰をすえた計画と実行と市民パワーが備われな、それなりの活性化になるとも思う。今、あせる時期ではない。二枚越し、三枚越しで望むべき計画とも思う。

・・・・・・・・ハードも大事だが、仕掛けも大事だ・・・・・・

何度も語るが、肝心の人を集める策が描かれていない。何よりも大事なのは、JR敦賀駅からの足の便もあるが、大型の駐車場確保だ。魚市場と敦賀酒造が整備されれば、観光客は来るかもしれないが、資金を投入しただけの費用対効果は、まだ疑問だ。具体的なプランはこれからでもいい。

市民に示して欲しい。昨日のような説明では納得行くはすもない。歩いて楽しい通りとの話があったが、熊川宿でも20年の月日を要している。道の駅と結ぶ構想など、仕掛けも苦労している。まだまだ仕掛け不足だ。

船だまりや敦賀酒造の魅力を、どこまで関心を引きつけられるのか未知数だ。近畿若狭自動車の敦賀とのドッキングも考慮に入れる必要がある。素通りは怖い。小浜市、若狭、三方五湖の魅力は大きい。ここの客を誘導したいが、どう連携し、また、敦賀市内の気比神宮、金ヶ崎、港とどう連携させるかも課題だ。あせる必要はない。施設整備成だけではなく、中身が伴った計画がほしい。それには市民フォーラム、シンポなど何度も行い、市民を巻き込む戦略も重要だ。

・・・・・・・・・まちづくりの最終目標は住民のために行うこと・・・・・・・

長浜のまちづくりに携わった方の講演のメモが残っている。「観光客を誘致するまちづくりは、わいわいがやがやと深夜に及び議論をし、住民の熱意を引き出すかが、ポイントだ。観光客も大事だが、住民がやりがいを感じなければ、やめたほうがいい。なぜなら、まちづくりの最終目標は住民のために行うことだからだ。」
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