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「令和」を福井出身の白川さんによるとーー。

Date:2019-04-03(Wed)

一昨日の「令和」に驚いた。おこがましいが34年前、息子の名前の一字に「怜」を使った。音読みは「レイ」。訓読みは「さと」と。「忄(りっしんべん)」は心を、「令」は澄み透ることを表すので、「怜」には「心が澄む」様子を意味する。正直、少し考えすぎた。


注意していても名前以外にみたことがほとんどない。熟語などでの使用例は少なく、息子はいまどう思っているかわからないが、小中高の生徒時代は難しいといやがっていた。


ところで、福井出身の漢字学者白川静さんの研究をもとに我々でも読める「サイのものがたり」という絵本がある。

白川さんの漢字解説によると、「令」は神のおつげの象形。そこから転じて「よい、りっぱ」の意味となった。昨夜の解説であったが、令嬢や令息と言えば、人を敬うニュアンスが生まれるとか。

もうひとつの「和」は、口の隣に禾[か]がつけば「和」となる。白川さんによると「口(クチ)」杯の器(うつわ)を意味し、禾は軍門に立つ標識の木。軍門にさかずきを置いて戦争の中止を誓うことが「和」だったとか。

新元号が一昨日の「令和[れいわ]」、日本最古の歌集「万葉集」の出典、出典が中国古典ではなく、国書となったのは初めてとされる。安倍首相の会見からは、わが国の文化を重視する意気込みが伝わってきた。

だが、へりくつを言えば、日本固有と言っても、元をたどれば漢字文化。ここは白川博士の解説が生きる。いずれにしても「令和」は何より隣人や他国を敬う平和の精神と考えられるのではないか。

時代の目盛りを人間になぞらえれば、新元号は赤ちゃんへの命名のようなものだろう。平成の時代は平和だったが災害が多すぎた。生まれた子どもはまさにこれから世間の荒波にこぎ出していくのだが、名付けた親の方は過大な期待をしがちなものである。

それでもつましく、健康で平和に。災害のない日本の祈りを込めて「令和」を喜びたい。

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