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地域ぐるみが必要な介護・・・。
Date:2009-0129(Thr)

地方自治体で福祉、医療の分野で、最大の課題は、高齢化と認知症とどう向き合うか。結論は、地域がどう向き合うかに尽きるというものだ。住み慣れた地域は、温かいし、本人にとって、一番の薬だ。

幸か不幸か、私も20代で父、30、40代で母、40,50代で女房の両親と向き合ってきた。それに、脳梗塞、骨折、がんと重なる。医者の話、本と、知識と実践と。その結果、どうなるのか。そんなことも経験した。母は、敦賀から東京と、同居したものの、認知症が進み、徘徊も度重なると、閉じ込めたりもした。一時期、四国に何度も帰りたいと漏らしていた。今でも、後悔していること多い。

認知症を整理すると、アルツハイマー病や脳血管障害などで脳の細胞が死んだり働きが悪くなったりして物忘れなどの症状が出る。根本的な治療法は確立されていない。患者数は、2005年度に65歳以上で介護が必要と認定を受けた人だけで推定170万人。15年度には250万人に増えると予測される。高齢化に伴い、認知症が病気と重ねることも多い。

経験上、認知症になっても住み慣れた地域で暮らしていると、進行が遅れるということだ。けっして良くならないが、住み慣れていれば、本人は安心し、地域の人が助けてくれる。地方や地域には、そんな温かさがある。その上、介護保険制度は、十分とはいえないが、費用負担も含め、現在、私も頼り切っている。それだけに、地域の活動が重要になり、避けて通れない。

とはいえ、施設介護も在宅介護サービスは十分とは言えないし、介護する家族の頑張りにも限界があり、認知症の人が地域で生活を続けるのは容易ではない。認知症の人は環境の変化に適応するのが難しく、病気による不安や混乱のため周囲とトラブルになったり、誤解を受けたりすることも珍しくない。このため、なじみの人間関係と生活圏、暮らしの継続性がケアの基本とされる。

こうした認知症の症状や行動を理解し、地域ぐるみで支えていこうとする取り組みは、これから、もっとも大事になる。介護保険制度以上に、地域で取り組む課題だ。社会福祉協議会、民生児童委員、自治会などが、連携し始めている。

敦賀の各町でも数年前より、地域で活動を始めている。私の中央町でもその活動が始まった。見守りたいも子供を守るという面と、しんどいが、地域のお年寄りを見舞うという雰囲気が生まれている。小中学校によると、ボランチィア的に話しかけを行うなど、認知症の人の気持ちに寄り添う関係づくり、生徒が近くの居宅介護を訪ねたり、老人ホームに訪ね、認知症の人や住民との共同作業、たとえば、野菜を植えて収穫したりと、連続してかかわってもらうための「仕掛け」も工夫も必要だ。

住民や子どもたちを対象にした認知症サポーター養成講座も必要だろう。認知症ケアは介護報酬改定や国の2009年度予算案で拡充が図られている。くどいが、認知症の人でも安心できる地域を築くのは公的サービスだけでは難しく、住民の重層的な支援ネットワークが欠かせない。福井市の介護ボランティア制度の導入など議会でも提案したが、学校も巻き込んだ、介護だけでなく教育、地域づくりなど、多面的な医療、福祉が大事だ。そんな介護保険制度見直しを行っている。2月13日に議会でも説明を聞く。
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