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養護老人ホームの課題と雇用
Date:2009-02-01(Sun)

久しぶりの福井の冬を味わったという感覚だ。ある政治塾の理事会を終わって福井駅発15時6分の普通に乗り込んだ。敦賀駅に着いたのが、夕方18時を回っていた。理由は、南越前町で14時頃に観測した23.3mの最大瞬間風速を伴う強風。最近は、湖西線の強風による時間遅れを何度か経験したが、JR北陸線では久しぶりだ。ものは考えようで、それだけJR西日本が安全重視で運行している結果と、天候にはかなわない、そんな余裕もいい。たまたま次の会合が18時半からそれでも間に合わなかった。

今日も北風が強く吹き、海上は大しけの見通しとか。雇用情勢も風雲急で、悪化の一途。このことの深刻さと時間と対策は必要だ。

今日は、特別養護老人ホームの課題について述べたい。この課題は両親や女房の両親で長年、国や行政の対応に疑問を感じてきたからだ。全国的な傾向で、まだましにしても敦賀市も現在、待機者が多い。

・・・・・老老介護の現状・・・・・・

急速に少子高齢化が進み、介護が必要なお年寄りは増える一方だ。敦賀でも高齢者だけで暮らす世帯も多く「老老介護」はもはや珍しくない。一人暮らしも今後、増加の一途だろう。入所待機者の多さは、そうした現状に受け皿が追いついていないことを示すものだろう。

社会保障費を抑えるため、政府が特養の増設に消極的だったことが背景にある。ケアを二十四時間態勢で行う特養は、在宅系介護サービスに比べれば費用が掛かるからだ。介護が必要なお年寄りが入所する施設は、特養のほかに老人保健施設や今後削減される療養病床などがある。

・・・・・・特養の必要なわけ・・・・・

特養を希望する人が多いのは入所期間の制限がないためだ。有料老人ホームなどに比べれば費用も安い。入所できるのは要介護1以上の人だが、実際には入所者のほとんどが要介護3以上だ。要介護3とは自力で立ち上がることや歩行ができず、人の手を借りなければ入浴や排せつなどが行えない人を指す。生計事情もあり、つききりでの在宅介護にも限界がある。

国は2000年度に介護保険制度が始まって以来、訪問介護や通所介護などの在宅系サービスを重視してきた。だが質量の課題、言うに言えないプライバシーなど、家族の負担は依然大きい。介護疲れによる虐待や表に出ない家族内での悲劇も絶えない。どうにもならない苛立ち、けんかを私も経験もし、それを外には言えないつらさは、何とも言えないものだ。

特養の膨大な待機者は、在宅では介護を支えきれない時代が来ていることをあらためて実感させる。とりわけ高齢者だけの世帯にとっては、特養は最後のとりでといえよう。需要に比べ施設の絶対数が不足している実態が目に見えるだけに、国は増設への方針転換を真剣に検討すべきだ。

自宅で暮らし続けたい人がいれば、施設でのケアを望む人がいる。家族が在宅で介護したいと考えても、生活事情などでやむを得ず、特養を選択するケースがある。受け皿がないための社会的入院も少なくない。市立敦賀病院も長期的な入院はいらっしゃるものの、在宅が可能ならば在宅ケアでとの考えだ。療養型ベットは政策的に減らす方向には今後も変わりないだろう。

・・・・・・・今後も必要な特養と雇用・・・・・・

家庭もそうだが、狭い敦賀市でも地域によって事情はさまざまだ。在宅にせよ施設にせよ、利用者のニーズをきめ細かくすくい取り、社会で介護を支えるためにメニューを充実させていくことが欠かせない。それも末端の自治体の運営が大事になる。コストや財政負担の問題も含めて、今後30年間は、増えることはあっても減ることはない。少子高齢時代に対応した支援体制と今後も増えるであろう特養の入所待ちとの行政の対応は最重要課題であることは確かだ。それだけに、介護要員は育成と財政確保は、長期的なものだ。
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