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長引く不況を見据えた財政運営は慎重にも慎重であるべきだ。
Date:2009-02-21(Sat)

昨日からの香川県立中央病院の事故報道。私には他人事ではない。私自身が生まれ長男もこの病院で生まれた。家が近くであったため、ほとんどの病気は母も父も私もここで治してもらった。被害者の女性は人工妊娠中絶をした。培養容器の取り違えという、信じ難い単純なミスが原因とみられる。

問題は医師だけでなく、ミスを誰もチェックできない組織の仕組みにある。医師が自らミスを申告した点にわずかな救いがなくもないが、失われた命と、心も体も深く傷ついたであろう女性を思うと、本当にいたたまれない。少子高齢化の時代、産科医の問題は、社会問題でもある。まだ報道以外の情報がないので、手をとめるが、地元の状況も何かあれば伝えたい。

ところで、18日、敦賀市予算案が配布されて、丹念に読み始めた。総額は480億6157万円で、対前年度当初比2.3%減。うち、一般会計は241億6676万円に上り、4年ぶりの増加(同1.0%増)となった。市税が同0.8%減の133億4913万円。4年ぶりに財政調整基金から6億円を取り崩し、繰入金は13億7101万円(同138.9%増)、市債は18億2860万円(同6.4%増)と大きく増えた。電源三法交付金総額(全会計)は16億3184万円(同10.0%減)。

主な事業を市役所内を回ってヒヤリングする。小中学校の耐震化に2億4211万円を計上されている。2年間で耐震化率を池田町に続いて100%に持っていこうというもの。2月26日にその診断結果が報告される。優先順位や中学校の合併問題など絡むだけに目が離せない。ニューサンピア敦賀のスケートリンクへの補助に8300万円の根拠は明確にする必要がある。

予算案と人事は、市民に向けた無言の市長のメッセージでもある。丹念に読むと市役所が何をしようとしているか。読み取れることができる。雇用対策と景気対策も特徴のひとつだ。商工会議所との連携は大事だが、言いなりは危険だ。いかに減少する歳入問題を克服し、「安心・安全の敦賀市」を目指すのか、悩ましい問題だ。

財政調整基金の取り崩しなど約13億円の繰り入れと市債18億円はやむを得ないとしても、長引くことが予想される景気の中で、これ以上の持ち出しも注意を要する。今回の駅舎改修は計上されなかったが賢明な判断だろう。新幹線の敦賀駅部認可も総選挙で不透明だ。将来を見通す計画をしっかり検討すべき時期だ。予算案を審議する市議会では、中長期的な財政運営を含め、執行部に丁寧な説明を求めたい。

経常経費のうち、扶助費と物件費などの増加分を人件費を減らして対応する。職員給与のカットに加え、新たな定員管理計画による職員数削減は、いびつな年齢別職員数からみても限界がある。公共事業など投資的経費も景気や雇用対策も含め、常に先を見通しておかなければならない。

随所に苦心の跡が見える予算案だが、豊かと言える敦賀市財政も敦賀3,4号の本格着工の見込むよりは決定を受けて事業を実施していく慎重さも大事だ。国も福井県も財政危機にあり、長引く不況を見据えた財政運営は慎重にも慎重であるべきだ。それほど難しい時期と受け止めるべきでもある。
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