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楕円の哲学(休日の過程)
Date:2009-03-16(Mon)

三寒四温とはよく言ったものだ。強風と豪雨の土曜日から昨日は、穏やかな小春日和。敦賀を感じるには、この寒いと日差しがいい。時系列的な行程を書くのは楽でいい。

朝は金ヶ崎に訪れ、昼は今庄へと自転車を走らせ、夕方は長浜で遊んだ友人とビールで乾杯。いきなり携帯電話を今庄に忘れたことに気がついた。気持ちはブルーだが、逆発想で解放感もいい。夜は違った友人と会食、カラオケと楽しむ。深夜は読書と。休日の過程を思い出しながら書くのは楽しい。

まずは朝訪れた金ヶ崎。金ヶ崎の風景がよくなってきた。旧敦賀港駅の敦賀鉄道資料館、敦賀港の歴史資料館「人道の港 敦賀ムゼウム」、そして赤レンガ倉庫と厚みが出てきた。赤レンガ倉庫をどうするか、楽しみの空間だ。その過程を楽しむのもいい。

旧敦賀港駅舎「敦賀鉄道資料館」をオープンから6日。人出は順調のようだ。昨日はNHKの取材があったり、俳優の五大路子も訪れ、ボランチィアガイドの中条さんの説明に満足して自転車で帰ったとか。やはり敦賀は「鉄道の街」だ。明治15年から続く敦賀の鉄道の歴史を、列車のパーツの実物や鉄道模型、写真パネルなど約100点の資料で紹介。規模が小さいとか、狭いとか批判があるが、今はこれでいいと思っている。

休止になった敦賀港駅、港線、ランプ小屋と、後世に伝える材料はことかかない。海と港、鉄道と長浜とは違った空間も創造できる。330万円の敦賀鉄道資料館だが、発展性のある資料館とみたい。昨日も、直流化で金ヶ崎を訪れ、その後、西浦の名子でフグ料理を食べる、神戸からのツアー客。企画と合わせれば金を落とす仕組みもできる。まだまだ創造の発展途上、楽しみな空間は大事にしたい。焦ることはない。

話題を昼の自転車に向ける。敦賀平野を抜けるには、それぞれの峠を超えなければならない。木の芽峠を超えるコースは、国道だが車の移動量は8号線に比べ、格段に少ない。行きは上りに苦しめられるが、今庄の365の温泉とセットにすればなかなかいい。帰りは30キロから40キロの坂道コース。30分もかからずに帰ることができる。温泉付きで所要時間約3時間だ。

深夜は、酔いにまかせて、福永文夫の著「大平正芳」(中公新書)。「戦後保守とは何か」との副題がついたもの。硬い本だが、読書動機は単純だ。この本を麻生太郎首相が買い求めたのをテレビで知ってのもの。私の故郷の最初で最後の首相でもあり、父が戦前、教えたとよく語っていたからだ。

「あーうー」政治家と称され、当時の流行語にもなっている。国会での野党の質問に「私はあーうーですから」と言ってその場を和ませての答弁、その場の雰囲気を掴んで和らげる手腕に長けていたユーモアの政治家としても地元では今では親しまれている。

なかでも、大平元首相が好んで使った言葉に「楕円の哲学」がある。楕円には中心がふたつある。それを単純な対立概念としてとらえず、均衡と緊張のなかから調和を求める。転がればどちらかの中心が上になるというもの。黒か白の結果主義の麻生首相とは違って、過程を大事にし、結論は「60点主義」の政治手法、何か教えられる。

みなと博以来、金ヶ崎もだんだん良くなってくる、この創造過程を楽しむのもいい。自転車もそうだが、その行程を楽しむ。携帯電話を忘れたままにする過程(実際は、ビールを飲んだため取り行くことができなかった)。すぐに答えを求めるのではなく、年月をかけてよりよくしていく、その過程を楽しむ余裕がほしい。

かく語る私だが、今日は予算決算常任委員会、余裕を楽しむほどのんきではいられない。
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