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速過ぎる変化とそれを見る目・・・・。
ate:2009-03-20(Fri)

昨日は議会最終日。当初予算が決まった。一般会計約241億円。景気、雇用対策を含めたバランスとのとれた膨らんだ予算となっている。附帯決議で敦賀短大が取り上げられた。予算と人事、組織を見れば市長が語らぬともその年度の方向性と流れを読み取ることができる。年度末、3人の部長、教育委員会事務局長さんが定年を迎え、多田副市長が勇退をされる。「ご苦労さん」という言葉が自然と出る。

彼岸ともなれば、市役所5階から眺める空の色や風の流れが変わる。何かが動き出す瞬間でもある。市内のポスター、金ヶ崎の花換え祭り(4月1日~15日)が目に入る。今年は、桜のつぼみが膨らみ、開花が早い。春を感じるが、この空気の暖かさは異常とも感じる。時間の流れ、季節の流れは、それなりの空気と温度があるが、どうも季節の流れが速過ぎる。

一方で、北陸電力福井支店が昨日、発表した管内の2月の電力需要実績によると、大・中規模工場などが契約する産業用大口電力が景気の悪化の影響で前年同月比30.7%減と大幅に下回り、同支社管内のデータが残っている1990年以降で最大の下落幅となった。この落ち込みの速さも異常だ。「電気」の「気」は、「景気」の「気」を感じる感覚ではない、数字ではっきりとみることができるもっとも速い指標だ。これも速すぎる。

変化の速さは、ニュース報道でも感じる。議会でも話題になった電気自動車。ハイブリット車の勢いも強い。ホンダのハイブリッド車「インサイト」が先月発売され、月間目標の3.6倍も売れるなど快走。対抗してトヨタが価格を下げた「プリウス」を投入する。競争はし烈で変化が速い。

100年に1度の不況である。60年代、ゼネラル・モーターズ(GM)は米国市場で50%近いシェアを誇ったが、昨年は22%まで下落。新車の販売台数でGMと入れ替わりトヨタが世界一になった。そのトヨタも落ち込みが大きい。時代は速すぎる。不況でも、自動車産業は夢を与える存在だ。ガソリン車から電気自動車の変化は、時代の速さ、潮流や潮目の変化を敏感に的確に読み取ることもできる。
それでも速過ぎる。

ものを見る目として、よく動物の目が例えられる。「鳥の目」とか「虫の目」とかいう。「鳥の目」は、高い所から全体を見渡すように物事を大局的にとらえ、本質を見極める。一転、目線を地面近くまで低く落とし、足元の動きを注意深く観察するのが「虫の目」か。鳥や虫の身になれば同じものでも違って見えてくる。それに付け加えると、最近語られるのが「魚の目」だ。時代の潮流や潮目の変化を敏感に的確に読み取る目だ。

ただ、鳥も虫も魚も、それぞれに温度、季節の速さを共通に感じているだろう。冒頭に戻すが、気温、電気、景気と敦賀市内でもものごとの変化が速や過ぎる。

敦賀市の行政に戻すと、6月、9月議会で、駅舎、中心市街地、8号線二車線化と動き出そうとしている。年度末には一般会計も260億を超えるかもしれない。大きな潮流、潮目の中で、いろんな目で、的確な判断が求められる、速すぎる流れは、ときとして何かを見失うことも多い。的確な目が必要だ。
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