FC2ブログ
高齢者の安全対策は・・・。
Date:2009-03-23(Mon)

大都会の「東京マラソン2009」は、安全対策も万全だった。東京都のバックアップも大きい。至れり尽くせりだ。3万5千人規模、それでも敦賀マラソンの10倍程度と思えば、それまでだが・・。

給水所も万全、銀座・浅草の名所を取り入れたコースでもあり、警察警備も凄いが、健康管理と危機管理も万全だった。タレントの松村さんの心肺停止のAED措置で見事によみがえった。教育を受けた係員がAEDを持っての即座の措置で助かった。石原都知事の肝いりのマラソンだけに、沿道で参加者一人ひとりと握手をする熱の入れようだ。選挙対策でもないが、息子も握手して印象に残ったとか。このあたりは、石原知事の指示と対応は見事に実を結んでいるから不思議だ。

シューズに張ったチィップで参加者一人ひとりの通過時間がわかり、ラップも計測され、その上、ゴール風景まで動画で配信されている。敦賀に居ながらにして、息子の5キロ毎のコースタイムとゴール瞬間の様子がパソコンから確認が出来る。マラソンのゴール風景はいつみてもいい。

なんといっても、両手を高々と広げて、32歳の土佐礼子が現役最後のレースも感動的だった。四国出身ということもあり、この10年間でも何度か栄光と挫折をみせつけられたという表現が似合うほどだった。昨年の北京の棄権は痛ましかった。今回も途中5キロ付近で転倒、粘りの本能復活か、膝から血を流しての3位ゴールには元気を貰う。涙顔で出迎えた夫が抱えるシーンも人生ドラマといってもいい。

人生ドラマといえば、敦賀市の占める65歳以上の割合は平成12年度で2割を超え、早晩、3割を越える勢いだ。敦賀市の高齢化は、全国よりも福井県よりも進行速度は速い。一人暮らしの高齢者も増えている。年齢を重ねると体力が弱る。病気がちになる。判断能力も落ちる。認知症になればなおさらだ。

そうなった時に誰でもお世話になり、そして安全に老後をすごせる場所が老人ホームだと思っていた。その高齢者施設の一つが19日、炎に包まれ、入所していた16人のうち、50代の一人を含む10人が亡くなった。普通では理解しにくいが、高齢者が住まうということは、それだけに一層の安全対策が必要だとの教訓でもある。対岸の火事にすべきではない。

「一人暮らしのお年寄りに暮らしぶりまで注意はしづらい」と民生委員は語る。男性の一人暮らしは、認知症が加わればなおさら厄介だ。施設でも、心情的に身近な人がいる場合は、経験的にも、なんとなくおかしいなと思っても言い出しにくいのが現状だ。

この惨事で胸に刻みつけたいのは、入所者や犠牲者の中に東京都墨田区役所の紹介で入った生活保護受給者が含まれていたことだ。大東京では施設介護が不足している。地方都市でも実情にか変わりない。敦賀でも生活保護受給者の高齢化が進み、それに伴うケアーも民生委員さんに頼っているだけでは限界もある。また、要介護者は敦賀市でも毎年増え、施設の待機者は百人を越える。

高齢化社会の自治体の対応は、国民健康保険、介護保険だけではなく、安全対策も含め、その問題のニーズも多様化している。それだけに自治体の役目も負担も大きくなることは確かだ。
スポンサーサイト



【2009/03/23】 | ページトップ↑
| ひとことトップ |